ムッキーの初老日記
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2002年02月10日(日) 初老は急に動けない


ここのところずっと、実家の引越しを手伝っていた。

小物の整理、梱包からだんだん大きくなっていき
昨日は主な家具などを新居に運び込んだ。

こんな初老な私でも、引越しヘルプメンバーのなかでは
一番若かったので、
「さすがだねー」
「若い人にはかなわないねー」
の言葉についつい乗せられイイ気になって
やっさかやっさかと動いてしまった。

『そのメンバーのなかで一番若い』という状況は
人を必要以上に活性化させるものらしい。

「ねえムッちゃん、ちょっとこれさぁ」と呼ばれ
「ハイ?」っと若々しく振り返ったその時、

背中の、どこかよくわからないところが

『ピキ!』っと音をたてて壊れた。


いででででで(゜□゜)!



その後、私の動きは止まり
背中を押さえながら年寄りたちのうしろで
軽い物を細々と運ぶ事になった。

「まったく、若いのにヤワだねえ」
「普段運動しないからだなそりゃ」
「痩せたほうがいいんじゃないか」

と口々に罵られながら。

さっきまでさんざん若いと褒めてたくせに
手のひらを反したようなこの仕打ち。
この転落人生。


そういえば先日も、ものを落として急にしゃがんだら
膝がペキ!っとなってしばらく痛かった。

オヤジのように傘でゴルフのスィングをしたら
肩甲骨の内側に電気が走った。


教訓

初老は急に動いてはいけません。


ムッキー

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