ムッキーの初老日記
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2002年01月19日(土) 初老会の意義


友人Mちゃんが嫁いだ地域では、子供に「こども会」が、
若者に「青年団」が、主婦に「若妻会」があるのと同じく、
男は40歳になると自動的に『初老会』という団体の会員になるのだという。

Mちゃんのご主人は去年めでたく初老会の新米会員になった。

初老会は何歳までで、次は何という会になるのかは聞き忘れたが、
40で初老会とはすごいなあと思った。

40歳といえば働き盛りもいいとこで、子供もそこそこ大きくなり、
マイホームなんかも手に入れ、会社ではそれなりの地位が与えられ
「○○係長」「△△課長」なんて呼ばれ、
あわよくばOLと不倫のひとつもしてみようなんて
よからぬことを目論んだりするお年頃、
というイメージがある。 なのにいきなり

さあ君も今日から初老会の仲間だ!

と言われてしまうのだ。

「オレってもうそんなトシなのかよ・・・」

と、イヤでも自分の老いぶりを自覚させられてしまう。
なんだか逆効果という感じがする。
まあ浮気防止という点ではもしかしたら
ほんのちょっと効果があるかもしれないが、
その他に初老会に入るメリットはにあるのか?
その前にそもそもこの初老会とは何をする会なんだろう?謎だ。

私たちの「初老会」はここから名前を頂いたが
考えてみればこっちはもっとすごい。
30でも35でもたとえ20代でも、自覚症状が出た時点で入会資格が生まれる。

◆最近肩が上がらない
◆「ほら」「あれ」「あれだよ」が多くなった
◆酒が弱くなった。またはなかなか抜けなくなった。
◆胸焼け、胃もたれが頻繁になった
◆雨の日は関節が痛い
◆キズがなかなかふさがらない
◆CDを「LP」といまだに言ってしまう
◆胃にピロリ菌がいる

1個でも当てはまれば初老会に即入会だ。厳しいものだ。

こっちの初老会にもメリットなんかないじゃないか!
と言われそうだが、それがあるのだ。

お互いの老いっぷりを指摘しあって笑いあうのだ。
笑っていると「そうかみんなそうなんだ。私だけじゃないんだな」と
老いるのが少しだけ怖くなくなってくる。

しかも笑うとNK細胞が増えて、ガンや老化を防いでくれる。
これはすごいメリットだ。一石二鳥という感じがする。
どうせなら楽しく老いてゆきたい。

今夜は飲み会がある。メンバーはもちろん全員同年代、初老会メンバーだ。
前出のMちゃんも来る。元祖初老会のこともよく聞いてみよう。

それよりなにより酒が残らないよう気をつけて飲もう。


ムッキー

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