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2004年09月10日(金)   にゃんこ亭のレシピ/椹野道流

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銀杏村は奇妙な村だ、と言う人がいる。
妖しが、いたるところにあたりまえに生きている村。風に、雲に、木々に、光に――人間の隣に、ごく自然に存在している村。
東京に住むゴータの元に、ある日、届けられた一通の手紙。それは祖母が亡くなったのを報せるもの。そして同封されていたのは、銀杏村に残された彼女の家の鍵だった。
祖母の家で暮らしはじめたゴータの、穏やかでどこか懐かしい、春夏秋冬、不思議の日々。(表紙折り返しより抜粋)
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奇談シリーズに飽いてしまった(すいません)私を救済してくれるかもしれない新シリーズ。
おいしいものを作れる男性はすてきです。



「人生短いのに、女しか愛せないより、色んな人間を愛せたほうが楽しいだろ?やっぱ、菓子職人に必要なのは愛よ。甘いもんは、甘い手で作られなきゃ美味しくならねえの。わかるだろ?」


椹野道流:にゃんこ亭のレシピ,p.154,講談社.















ゆそか