2004年07月17日(土) |
零崎軋識の人間ノック/西尾維新 |
戯言シリーズにも何回か名前の出てきた『愚神礼賛(シームレスバイアス)』の零崎軋識さんが主役。 人識くんがナイフ、双識さんが大鋏ときて、軋識さんは釘バットですか。殺人に向いてるような向いていないような…。 人間試験で零崎一族が「家族」だっていうのはよくわかりましたが、「兄弟」関係にあるのは、双識さん・人識くん・舞識ちゃんだけなんですかね?人識くんにとって、双識さんは「兄貴」で軋識さんは「大将」ですし。 戯言シリーズ自体は、9〜11月に出るネコソギラジカルで完結しそうですが、この零崎一族についてももっと暴かれることを期待。 今回のこの短編、クビツリファンにはたまらない某策士さんと闇突ちゃんが出てきます。これだけでも読む価値ありました。
「人識。おめー、人殺し、楽しいちゃか」 「んーん?」 ぶいん、と、軸の通っていない不恰好なフォームで一つ、『愚神礼賛』をスイングして、人識はとろけるような、極上の笑顔を浮かべる。 「つまんねーよ」
人殺しなんて、つまらない。 それが十四歳の時点での、零崎人識の解答だった。(ファウストvol.3 p.159)
|