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2001年12月26日(水) R.P.G.


取調室の床いっぱいに落ちた、無数の羽根のような感情の残滓。
一美の掌から舞いあがった心の断片。
嘘と真実。
武上の目の裏で、そのイメージが、頼りない蝶の羽ばたきと重なった。
寄る辺なく孤独で、まっ白で。


宮部みゆき:R.P.G.,p.293,集英社.






ゆそか