「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どころじゃない。どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想第4次の銀河鉄道なんか、どこまででも行けるはずでさぁ、(後略)」宮沢賢治:銀河鉄道の夜,p.191,角川書店.