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妄想暴走オタク日記
育てられ方が悪かったとは思わない。
そりゃぁ数十店舗の飲食店をもりもりと切り盛りするような父親のせいで、少しはヘンな子供に育ったかもしれないけれど、大らかな母親にたっぷりの愛情とたっぷりのごはんを貰って、随分と食いしん坊な子供に育ったかもしれない。 「…いや。それは今、関係ないやん」 ぼそりと呟いた大倉の声には無反応で、場はいまだ静まり返っていた。一人でいるのではない、そこにはもう一人、むっつりと黙り込んだ丸山がいたのだが、会話を放棄したように彼は今、自分以外の異物を、もっと言えば大倉ただ一人を、排除してそこにいた。 発端は何だったのか、正確にはもう思い出せないのだけれど。大倉の言った、もしくはした何かが丸山を怒らせたのだった。それは随分と我侭な言い分だったと、よく思い出せないなりに大倉は、ぼんやりと記憶を辿ってみる。丸山のせいではなかったのに、勝手に怒って、勝手に面倒臭がった。それに腹を立てたらしい丸山は、ムッとした顔で文句の二つ三つを返して来たものの、言っても聞かなかった大倉に諦めたのか、黙って口を閉ざした。それからずっと、言葉を交わしていない。 普段、温厚な丸山が、およそ怒るというイメージは少ないけれど、それは怒らない、のではないのだと大倉は思う。人並みに腹も立てるしただニコニコと笑っている訳ではない。そうでなくとも丸山の場合、困り顔のイメージの方が強い気がする。それはまぁ、先輩達が好んで彼をいじるからで、愛情の裏返しとはいえ、たまに本気で困っている彼を見て、大倉も一緒になって笑っているのだけれど。 けれど大倉がいつだって思い浮かべるのは何故か、丸山の笑い顔だった。 それは不思議と穏やかに、じわりと滲むように笑みを称えた丸山の顔を思い出すと、大倉の心は癒されたと感じるのだった。好きとか嫌いとかそんなことは知らない。ただ大倉は、丸山の笑い顔が好きだった。彼の醸し出す温かさが好きだった。 「…マル、」 だから、大倉は幾分バツが悪そうに、拗ねた子供のように口を尖らせて。それでいてきちんと丸山を向き直って、言った。 「ごめん。」 言い過ぎた、と頭を下げる大倉を、黙ったままの丸山が見上げる。大きな大倉がその大きな背を倒して、丸山の位置まで降りてくる。顔を上げた時、分からないくらいに幾分唇を突き出して、いまだ自分をじっと見る丸山と目が合って、まだその顔が変化していないことを知った。 「…」 丸山は依然、黙ったまま。 彼が思いの他、怒っているのかと心配はしていなかった。もちろん不安もない。もう少しすればゆっくりと表情は変わって、笑い顔になった丸山が浮かべた、その顔が見たいから。 「ごめんなさい」 だから大倉はもう一度、誠心誠意を込めてごめんと言う。 次に瞬きから目を開けた時、きっと丸山は笑っている。最近になって始めた歯列矯正のブラケットを隠し、唇を優しく持ち上げて。目尻を下げて雄弁に微笑む、大好きなその顔が見れるに違いない。
▼23:01
【尊い】たっと・い
1 崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。 2 きわめて価値が高い。非常に貴重である。 3 高徳である。ありがたい。
尊い人を書いてみようと思ってさっそく書いてみた、んですけども。いざ倉丸とか普段考えないもんだから、完全にイメージ先行になりました。イメージはとにかく後光の見えるような丸ちゃんだったんですが、上手く書けた自信はありません。捧げられるようなものでもないので、とりあえず、書いてみた、だけの体でどうぞ宜しくお願いしたく。萌えも何もありませんがまぁ、稀にこんなのもどぅでしょう。(どぅでしょう、て)
参考資料はやっと見た本@釣り(前編)です。倉丸の絡みとかってそぅ言えばあんまり意識したことない!とか思って(あるにはあるんでしょうがわたし個人の視界には入って来ないという意味で)思い当たったのはこれだけでした。大倉も随分と大らかだと思うけど、あの時は色々な悪条件に我も出るわな、的なぶつかりあいが面白かったです。片や随分とほのぼのモードの釣り堀班&大物釣り班は「ほな一緒に釣ろうや」とか珍しくアットホームな雰囲気だったしなぁ。そぅ言えば大物釣り班を見送った横ちょ@釣り堀班が、出港と共に「釣って来いや、ヒナぁ」と言ったように聞こえたのが「ヒナ」で正解なのか「じゃあ」と聞き間違えたのか、どぅ聞いても「じゃぁ」と言ってる感じなんですがわたしの耳的には「ヒナ」と聞こえるという。わたし、結構横ちょの「ヒナ」と聞き間違えるようなんですが、実際ヒナと呼びすぎなのか、わたしの自意識過剰なのかどっちなのか以下同文。どうやら後者っぽいですが(笑)
そんな訳で、ドエスなタレの担もやっぱりどエスなんですよvv(たぶん)(やる時はじわじわと)と今日も私信をかましつつ。あ、すみませんタッチョンがチンピラじゃなくて…。(今気がついた)(ぇ!) ちなみに紫担のワタクシ、橙や青も毎週きちんと読むのに最近は緑さんのみ読むのを忘れがちで・す…。(ちなみに完全故意です)(ぇ)(だってあの意味のない絵文字に耐えられない)(あれってヒナチャンよりウザいと思うんですが、いかがですか?!)
そんなこんな訳でカジキ前編をやっと見たんですが、あとはもぅ、アホ兄弟(姉妹)RABUでしたvv やっべーアホすぎた。あとはダーツとヘアチェック(見てなかったことを忘れてました…)も見たんですが、何というか全部まとめてエイトRABU★(どぅよそのまとめ方)
さてさて、今週もお仕事頑張りまして明日は(むりやり)休みvv 駄々こねて東が遊びに来てくれることになりました!やったねー!前乗りはダメでしたが後泊になりました(ぇ)。ので明日の日記更新はありません。何って予定はないので(出た)適当にドライブして、後は延々飲み語り…とりあえず、まだ見れてない本@バスケは折角なので肴として残しておこうと思いますvv あとは寝過ごさないように祈ってて下さい(そこが問題)
どうでもいいですが今日、仕事で応対した相手が京都人で、「京都は住みにくい町ですよ。暑いし寒いし人は腹黒やしね」と言うのを聞いて、丸ちゃん…と思いました。そうですか、腹黒ですか。
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