A Will
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友達のフリをいつまで出来るんだろう。
一緒にお酒を飲んで、手を繋いで歩く。
何も知らないフリはもう出来ないし、 冗談として笑ったけれど、 「ちゅーしようか」の言葉が嘘だとも思わない。
寒いと抱き寄せた、その人が、 やたら恐る恐るわたしに触れるから、 なんだか悲しくなってしまった。
大切にされる価値がないことを、 すうっと悟ってしまった。
優しければ優しいほど気が引ける。
けど、優しさが嬉しくて、 繋いだ手があったかくて、
わたしの悪い癖が、また出た。
まだ、恋じゃない。
恋じゃない。
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