A Will
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2013年03月16日(土)




嫌いとか、冷めたとか、
明確な何かで終わるわけじゃなく、

そもそも、終わるための始まりでしかなくて、

徐々に終焉へ近付いているんだなって、


ぼんやりぼんやり思う。



去年、ばかみたいに恋した。

今も、想えば色づくような慕情はある。


けど、慣れは隠せない。
恋愛の慣れは劇的に退屈だもの。


それで良い相手もいるけど、
違うもの。



恋、のようなもの。

そんな感じのもの。



わたしを支配していた衝動は、
確実に小さくなって、
興味だってこんなに色褪せて、



今は、別のものに夢中になりたい。



職場に可愛い男の子が入ってきた。


恋するには、少し違うけど、
すくすく育ちすぎた感じの背の高い子で、
あの腕に抱き締められる女の子は、
どんな気分なんだろう、と考えた。

すっぽり収まってなお余る体に。
屈まなきゃキスも出来ない高さに、

ふと、じっと見詰めて考えてしまう。


見詰めて、焦る姿は愛らしい。
なんでもないよ、と笑うと同じように笑うのも。


彼がいなくて、

寂しいと思っても過ごして行ける。


わたしじゃなくても、
彼は寂しいなんて思わない。



そう実感する度に、悔しいんだけどね。





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