A Will
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2004年12月20日(月) あなたは?

「あーーー!」

「・・・・ちょっと。いきなり大声出さないでよ。驚いたでしょ」


「だって、ねぇ聞いて!真冬の夜に寒いなぁ喉乾いたなぁ、わぁ!ちょうどポケットに120円あるよ!やったね!ココアにしようかなぁ。ホットミルクティーにしようかなぁ。いやここは手堅くコーンポタージュか。あるいは渋く甘酒か。よし!ホットミルクティーだ。それ!・・・・・げげげっホットじゃないよ!コールドだよ!なにこれ!酷い裏切り!」


「それ、バカなだけじゃん?コールドって書いてあるし」

「オウ!ソークール。心も体も寒い、けど、心のほうが三割増しで寒い。当私比!ところで、そこな君は何を飲むのか?」

「コーラ」

「えーーーーー冬だよ?コーラなんてファミレスでがぶ飲みすればいいじゃーん。今はさぁ、自販機ならではの味わい深いドリンクをだねオススメするね!」

「言っとくけど、わたしも120円しかないからアンタの分とか買えないよ」

「けち・・」

「いや、けち違うし」

「ホットミルクティー・・・・」

「ほんとに120円しかないの?」

「いや、野口英世がいますが何か」

「それで買えよ・・・」

「嫌だね!弟にやっとの思いで取り替えてもらった英世は渡さない!」

「要らないよ。てゆーか、もう製造されない夏目さんを大切にすれば?」

「うぉ!・・・・・・・・・盲点・・そっかー夏目くん・・」











「ミルクティーありがとう!」

「いや、もう良いよ・・」

「美味いね!実に良い飲み物だね!」

「わたし一滴も飲んでないけどね」

「遠慮しなくって良いのに」

「あんたって時々パンチの効きすぎたボケをかますのね」

「それって褒められてるのか微妙だなぁ」

「けなしてはいないから安心して」




「ところで、ホットミルクティーの君」

「なに?」

「名前、なんて言うの?」



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