A Will
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2004年09月09日(木) 理想と現実と夢。

優しいことは知ってた。

親切じゃないことも知ってた。




わたしはきっと似てる。


わたし、あんな風になりたかった


、のかもしれない。







水張ったお風呂に数時間、体ごと冷やそうと思った。
たばこを吸おうと灰皿と一緒に初めて入浴した。




近づけるなら近づきたい


、と思っていたあの頃。





破天荒だと信じていた。
傍若無人と天真爛漫の違いもよくわかってなかった。
触れた手の冷たさで理由があると思ってた。


ひとり?

頷く。



笑われた、と感じた。
それはわたしが泣きたかったからかもしれない。

親切ではなかったけれど、本当に信じられないくらい優しかった。



体は冷えない。
水も温くなって気持ち悪い。


眠りたい、ような気がする。





問いかけることに飽きたのはすぐだった。
あまり理解したいって言う欲がなかったせいかもしれない。



忘れたくない、と誰かが言った。
忘れなきゃいいじゃない、と言ったら睨まれた。


忘れたくない出来事が、本当にあるなら奇跡なんじゃないかと思う。



忘れたくないことは、大抵、忘れない。







あんな風になりたかった、のかもしれなくて
近づきたかった、のかもしれない。


あたっかいばっかりの手。
あんまり飲めない炭酸。

非共通項のほうがよっぽど近い気がする。なんでだろ。


まつり |MAIL

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