A Will
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2004年08月10日(火) わたしが世界に属してるわけ。

きっと単純に悲観的なだけなんだ。


どうにかしよう、そんなことを本気で思ってるなら間違いない。
わたしはバカなんだ。

どうにもできないことがある。
それで良いじゃないか。


それを例えば感傷だって言ったり思い出だって言ったりするわけだ。
手に入れた感触を、考えてみたらわたしはしらなすぎた。
ありあまるような多幸感に立ちすくむよりももっと。


始まりも終わりも、ちゃんと知ってる。
重力にしたがったりんごが地面に落ちるみたいに
すとん、と気持ちよいほどの感覚。


解ってる。解ってる。解ってる。
呪文みたいに何回も何十回も何百回も言いきかせてきた。
そんなことも全部、解ってるの。




「大好きなんだよね」と確認をとられたときに
頷いて、その心の中で『まったく的外れだ』とそう思う。

なにをどう聞いて、わたしのどんな表情を見て、
「大好き」なんて言葉が出てくるのか。
こころから不思議だけど、それがきっと何よりも正しいんだ。





つめたい手も体も。
不穏さを孕んだ目も。


好きじゃない。思い出じゃない。感傷でもない。


あれはただ、わたしのものだった。



まつり |MAIL

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