俺エイド☆マキシマム...oreaid

 

 

ゾーン、あるいはしねぷりの魔/実録てにす拝見 - 2006年05月19日(金)

公開前夜に「火山高」が地上波で流れたのはこの映画の公開記念に違いない・・・このみん先生の驚けばジャスティス要素をなんとかして我々の地球上に現出させようとした努力がミラクルMIXされたしねぷり、観覧後数日を経てなおまだ覚めやらで、観に行きたいなーもう一度というハートでパンパンです!
てなわけで以下延々メモついでの感想です。ネタバレしてるから観るつもりの人は読まないほうがいい!いいから!観るつもりがない人はそう言わず時間を見つけて映画館に走ってみたらどうかな・・・考えるな!感じるんだ!精神でみるまえにとべ!



まぁ俺ちゃんはてにすを読み込んでいるので、この映画が果たして原作もなにも読まない人にどれだけ分かりやすく作られているのか分かりませんが、まぁ読んでない人なんていないんだろうって姿勢でまとめあげるのもいさぎよいことだと思われます。ちゅうか時間やら資金やらの制約の中、あらゆる奇跡がナチュラルにおこなわれているてにすワールドをなんとか地に足をつけようとしつつ、さらにこのみんイズムを継承しつつ、できるだけいいものをつくろうとする前向きな姿勢がみなぎっているので好印象でした・・・。原作との数々の違いもまぁ、おれなりのてにすを作るぜ!って意気込みであるととらえます。
いやホント思ったよりちゃんと作ってもらえたなぁというのが正直な印象ですよ・・・大人はありとあらゆる最悪を想定してガッカリ度合いを減らそうとしますが、しねぷりは俺ちゃんは全くガッカリしませんでした。
まぁあえていえばもっとVFXは派手にやってほしかったけど(そしてワイヤーアクションはもっともっと多めに!いつもより多くまわして!)それは俺ちゃんの好みなので無問題。

てなわけで監督と脚本家の方がおつくりになったおれなりのてにすおおうじさま・・・面白かったよ!あぁこの人たちは原作(そしておそらくアニメもみてる?)を読み込んでこう解釈したんだー!と思ったのが、手塚VSリョーマの高架下のくだりです。
あそこで青学の柱になれって言われてふざけんな!って返すリョーマがものすごい良かった・・・中坊!ザッツ中坊!生意気な中坊がくわっと赤い口を開く瞬間ですよ・・・。
映画のリョーマは本当に本当に12歳のエゴにあふれた中坊でとってもチャーミングだよ!人生のほんの一瞬しか現われず時とともに消えてしまう少年性をリアルに身にまとっている主演のほんごうくんのかわいさったらない。もうたまらない。あのこはゆめのいきものですか・・・と透明な瞳でたずねてしまいそうなかわいらしさです。長野まゆみワールド属性・・・他の子が骨格が大人だけにういういしさ全開の輝きがまぶしすぎですよ・・・あれ正視したら罪になるんじゃねぇとかいいたい。いやもうほんとかわいかった・・・リョーマってリアルにいたらこんな子なのかもねって思った・・・。
そんなリョーマの机にナルトのコミックスと地球の歩き方があるのが面白かった・・・どんな小道具なのか。地球の歩き方は北欧とアメリカのどっちかの海岸のだった気がしますがどうなんでしょうか。ちゅうかあの家の間取りどうなってるの・・・やたらでかくて立派なお寺なのに台所と居間が団地っぽい・・・(メモ)

リョーマが中坊オブ中坊に思えたぶん、他の青学っ子が大人に見えて面白かったです・・・まぁでもあれはさ、12歳がみた15歳ってこう見えちゃうよねってあらわれでもあるよね!なんか昔先輩って超大人に思えたじゃない・・・と全てを肯定に包んで観るのがしねぷりの楽しみ方ですよ!全身でこの世界にダイブ!疑問はもつな!ってところもある種のこのみんイズムの具現化なのか。

具現化といえば氷帝・・・なにもかもが俺ちゃんの笑いの秘孔をつきまくりましたよ。あの塀の中の懲りない面々テイストなジャージの色合い(青だと青学とかぶるからビジター用なのか!?)とか・・・なにはなくとも景吾のシャツだよね!うっすら薔薇柄のシャツ・・・ゴージャスとかセレブとかにはほど遠く完全にドチンピラテイストです。
あの景吾は首に金のくさりを巻いているかもしれない・・・むしろ巻いてて欲しい!
いやほんと金持ちちゅうよりミナミの帝王・・・それでいてシャツインな着こなし・・・ベルトが白ならいっそ靴もエナメルの白でいいんじゃないかな!
ちゅうかきゃあきゃあいう女子の手作りうちわやボードを読み取るのに夢中でしたよ。アイドル景吾全開ですよ。きっと学校帰りは通学路に女子がずらりと列を作っているに違いない・・・。

もうさぁ「きすしてあとべさま」とかいうボードが風に飛ばされて落ちたのを樺地が拾えばいいと思うよ・・・そういうサプライズがあったっていはずだ、なぁ樺地(内なる樺地に呼びかける)

まぁロンド開発の秘話がえ、そんなあんまりじゃねーとか思ったけど、景吾の解釈が面白かったな。客を味方につけるというエンターティナー性だとか、あんなこ(あんなこいうた)だけどテニスにはガチにのぞんでいて、エガテくんにテニスをくだらねぇよばわりされると怒るとことか良かったです・・・。
手塚に向かってあいしてるぜって言わせたのも、あぁいう時にそういう言い方しかできない子なのだと解釈されたんだなーと思うとまたこうあれだ、あらたなる景吾解釈の勉強になるよ!

このみん先生という語り部のテクストを読み解く副読本になりうるしねぷり・・・。

しかし氷帝メンバーほんとおもしろかった・・・いやもうびっくりしたよ、ほんと。エガテくんがVシネの風をまとっているのはもはやキャスティングの時点で推測できましたが、まさか宍戸さんにVの風を感じるなんて・・・どらぁってもうあの言い方はてにすの試合でなく出入りだったね!ラケットがドスに見えた日・・・きっと長太郎にすればあんなドチンピラテイストな怖い先輩に見えるんだよと誰かが言ってたのを思い出したので記す。

なんちゅうあれだ、全編が「中坊のぼくがみたせかい」なのか、この映画って!(あらたなる発見)

まぁそんなVの風の中でもその台風の中心にいたのがエガテくんです・・・Vシネの香りをぷんぷんさせたアウトロー中坊!もう全ての設定が21世紀とは思えない岸和田少年愚連隊テイストな彼に夢中だよ・・・。
なにしろ気候さえあやつが出てくると変わるからね!どんな呪いにかかってるんだろう・・・ブラジルでほこらとか壊したりお札とかはがしたんじゃねぇの?(あ、でも日蝕のシーン、ちゃんとリョーマのみてたニュースで伏線はられてておかしかった・・・とんだリヤル)
まぁ期待に違わぬキラーテニスをしてリョーマを窮地に追い込んだ挙句無我らせてましたけど、あのシーンで観客の声で「ルール違反だ」みたいな呟きを何度も何度もリフレインして流すのでものっそ笑った・・・てにすを読んでるときに思わず呟く言葉とシンクロしすぎだろ、それ。

しかしエガテくんのなにがどうしてどうなっただからこうなったエピソードがまるでありません・・・ディレクターズカット版ではみれるのか?まぁ大いなる宿題として提示されるのもまた、このみん先生の系譜のような気がします・・・先生も宿題をたんと出しますからね(現在最も大きな課題はその後の景吾のヘアスタイル&四天宝寺にホンモノはいるのかの二点です)
いやしかし試合後の土下座するエガテくんの肩を叩く景吾が良かった・・・あの子やっぱり部長だった・・・たとえその後のセリフがえ、弦一郎!?テイストでも、景吾がいうとおまえがいうかという気分にちっともならず、むしろうんそうだよねチャレンジャーだよねという気になるのは、やはり部長と傍点付き副部長の違いなのか・・・。

ちゅうか弦一郎だよ、弦一郎。

最後に・・・最後に全てをもっていった土石流・・・それが弦一郎!&全国の修羅たち(@弦一郎用語)です。

まぁそれでもほら弦一郎なんかはじゃむぷで写真が載ってたじゃない・・・もうすてに一山こえてるわけですよ。でも十分面白かったですけど。問題はあの画面の右端にいるひとがどうみてもこうみてもジャッカルに見えるんですけど・・・え、ジャ・・・ッカ・・・

臨死体験的な笑いにさらされる生命の危機に直面。

いやぁ油断できねぇよ、しねぷり。どこになにが転がってるかわからないよ、この映画。隠しキャラ的なみゅキャストだけでなく、ひとひとりのいのちの火を揺らめかせる笑いが潜んでいたよ・・・。

なにしろパンフにまで仕込まれてるからね・・・誰よりもモデルうつりのこのみん先生に心の底からリスペクト!ほんと是非映画内で喋っていただきたかった・・・ディレクターズカット版で喋ればいいじゃない!

ちゅうかDVDは4時間ぐらいあってもいいよ・・・隅々まであますところなくかわゆいリョーマを!!

あとなんだっけな・・・とにかく画面の隅々を観ようと必死すぎた。だってどこになにが転がってるかキャストも小道具も油断もすきも無いからね!みゅキャストよく知らなくてもきっとこの子キャストかなにかなのねと分かるように撮ってくれてるので親切です・・・。
しかし島谷ひとみは超特別出演状態でありましたな・・・。

ま、全般面白かったですよ。
いっそもっと破綻してても良かったのにと思うほどまっとうに作ってあっていやどうもお気遣いを・・・という案配。
逆境ナインにはならなかったね・・・むしろシュートの方だったな。



しかし映画だと時間が限られているのでやっぱこうまとめまとめになっちゃうじゃない・・・もったいないじゃない・・・いっそテレビで!もう連ドラでいいじゃない!夜11時ぐらいからの枠でやればいいじゃない・・・。

そしてまたぼくらはてにすというテクストを解読する副読本を手にするのだ!

まぁ若くてぴかぴかしたかわゆい子がいっぱい観れるのはいいことですよ・・・つやつやする!こっちまでつやつやする!!



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