『分らない』って、言葉。

分ろうとしてないから、分らないんじゃないの？って、問い質したくなる。
言い訳にしか聞えない響き。
本当に分らないなら、困惑してコレが分らないと聞く。
なのに、彼女は『分らない。』と平気で笑う。
何がどう分らないのか、答え様もナィ訳でコッチが、分らないと答えたくなる。
へんなの。

思わず、『貴方様は、お馬鹿ですか？』と聞きそうになった。

やっぱり、アタシは、タメと年下とは話しが合わない。
答えは簡単なんだけどね。只、アタシが冷めてるってダケで。
そんな下らない事で、彼等が笑えるのは凄いと思う。
そして、何よりタフ。

年がら年中彼等は、飽きずに遊ぶ。
何が楽しいの？思わず、聞きたくなる。

アタシには、持って居ないモノだから、分りはしないのだけど、
大体は予想が付く。

吐き捨てたくなるような気持ちに陥る。

『良いよね。学生は何も考えなくて。』
『良いよね。下らない事で笑えて。』
『良いよね。女は、別に就職しなくても。』
『良いよね。毎日が充実してるのって。』
『羨ましい限りの“悩み”ですね。』
『何がどうしたいのですか？』
『楽しそうですね。毎日が愉快ですか？』
『支えてくれる人が居て良かったですね。
　だったら始めっから、そっちに頼れば良いだろう？』

こんな事言ったって結局僻みにしか聞えないのだろう。
結局アタシは、『あーあーそぅですかぁ。良かったですねぇ。』と、愛想笑い。

ドライと言われて仕舞えばドライなのでしょう。
アタシの事、ドライと言う奴は所詮それダケしか見ていない証拠。

アタシは、自分が認めた人間には下僕にでも何でも平気で成り下がりマス。
ついでに、いうならば狐なんでしょうね。

何時もニコニコして平和な印象を仕立て上げて、
『何に関しても執着のない良い人だ。』とか、
思わせてるダケなのカモしれません。

結局の所偽善者でしかないのだろう。
自分を出さないから何考えてるのか、分らない人なんだろう。

結局、自分の意見言わないで黙って置く事が多いから、
冷たい人と言われるのだろう。

若い子の悩みって大抵始めから順に追って行けば、
答えは分ってたりするもんじゃないのかな？
『どーしよう。』とかって、言われても…。って言葉が詰るんだよね。

でも、逆に『こうしたいんだけどさ？』って
背中押して欲しい様な相談の持ち掛け方がある。
どちらかと言うと、アタシはそっちの方が、”自分”を持っている訳だから、
すんなりと、自分の意見も言える訳であるからして、
どちらかと言うと、こう言う相談の持ち掛け方の方が良いと思う訳で。

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さて、アタシは一体皆にどんな目で見られてるんだろうね？
いぇいぇ、それは受けとめた本人にしか分らないモノなんだろうね。

本人がそう受け取るならそうなのでしょう。

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