池田晶子さんが亡くなりました(2月23日)。 この方は「31歳がん漂流」の奥山貴宏さんを評した文が物議を醸したことがありました。私の「がん漂流」のレビューではあえて触れませんでしたが、当時は読んだ感じ、奥山さん本人と会われたことも、著作を読んだこともないのに書いた文章ではないかと思える、あまり読後感のよくないものでした。 その池田さんが奥山さんと同じ病で逝ってしまった。 でも池田さんも最期まできちんとお仕事されていたそうです。 今にしてお二人は似たもの同士ではなかったか、だからこそ池田さんは奥山さんに反発にも似たものを感じ、ああいった文になったのではないかとちらと思うと、多少の澱を胸に感じてしまう訃報でした。
今日もこの拙い文を読んでくださって、ありがとうございます。皆さんに、百万の感謝を。
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