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◇◆◇ 2004年06月05日(土) ◆ |
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◆ 309061 ◇◆◇ |
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コトノハ
その葉は 舞い落ちる。 風に 乗って ひらり ひらり と。
葉達は 流れゆく。 その 想い達と その 願い達を 乗せて。
『わたし』 という 幹から 言の葉は 枯れ落ちてゆく。
その時 その葉は その人を 暖め ある時 葉達は ある人を 冷まし その時 その葉は ある人を 傷付け ある時 葉達は その人を 癒すだろう。
『わたし』 の 育てた この葉は 『あなた』 へ このまま 届くかな。
この想いとは 違う 新しい 真実を 生み出したり この願いとは 違う 逸れた 誤解を 生み出したり してしまうだろうね。 そんな時は これまでに 育ててきた 葉達を たくさん 積み重ねて 『わたし』 の 『あなた』 への 想いを 色付けるよ。
両手 いっぱいの 有り余るほどの この葉達を 届けたいんだ。
『わたし』 から 枯れ落ちた 私色の この葉が 『あなた』 の 手元に 残り 刻み込まれ さらに 『あなた』 を 彩る あざやかな 貴方色の 言の葉に なれますように...。
壱言――――― 何も 語らない 君の 瞳の 奥に 愛を 探しても 言葉が 足りない そう ぼやいてた 君を ふっと 思い出す。
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