探偵さんの日常
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今日は、探偵らしいお話で!
前にも書いたかもしれんけれどね・・・
ガーボロジー(ゴミ調査)
欧米のスパイ用語で「ゴミ漁り」の意味。
その名の通り、他人のゴミを漁るので、眉をしかめる方もいるでしょうが、
驚くほどの収穫が得られます。 特定の個人の情報が知りたくて、
「名前」も「住所」も解っている場合・・・主に結婚調査や雇用調査などで、
この調査をするわけなのですが、『ガーボロジー』を一週間も続ければ
大抵の個人情報は判明します。 他人に調べられると困るって人は、
今すぐに何気なくゴミを捨てるのを止めましょう。
具体的に何が解るかというと...
●食生活(ターゲットの生活水準から好き嫌いまで) 自炊なのかコンビニなのか。 食べ残しから嫌いな食べ物も解る。 3日間ほど生ゴミが出ないなら、食事は外食で済ませているか、 ほとんど食べていないか。 同じく不燃ゴミから、 どれだけの飲酒をしているのかも解ります。 酒類の空き缶がダース単位で出てくるようなら、クライアントに報告。
●レシート
何を買ったのかが、一目瞭然。 例え値段しか書いていなくても、 店の住所と電話番号が解るので、どんな店かは解る。 アダルト専門店等だった場合は、報告の対象に!
●カード類
クレジット・サラ金関係のカードだった場合は、 カードの数だけ借金が有るということ。 風俗の会員カードも同様だし、 オッズカードが有れば、馬券や競馬新聞が出てこなくても 競馬をやっています。 結婚調査で、性風俗の会員カードが出てきたなら、 相手側の親の印象は底辺に。
●電話の請求書
料金額やダイヤルQ2などの有料番組の使用状況。 一人暮らしで、電話料金が3万を超えているとクライアントに報告。 インターネットの料金だとしても、同様。
●給与明細
毎月の収入が一発で丸裸に。 給与金額もそうですが、 欠勤・遅刻などの勤務態度も重要なチェックポイントです。
●金融機関からの請求書
ズバリ、ターゲットの金銭状況に直結です。 請求金額が給与の三分の一を超えてるなら、要注意人物と判断します。 (探偵が判断するのではなく、依頼者が判断するという事をお忘れなく!) ビリビリに破いたくらいでは、復元の手を煩わせる程度で なんの意味も有りません。 シュレッダーされていたとしても、 縦13mm、横0.8mm以上の紙片で有るならば、 解読は可能だと言われています。 オフィス用ならともかく、 家庭用のシュレッダーは横が2mm以上有るので、 防諜には無価値と言わざるを得ません。
●手紙・メモ書き
誰に当てて書いた手紙かどうかは、文面を見れば明らか。 メモ書きも見逃せなく、行動予定が解ることも。 他には字の美醜や癖、思考方向など、本人の性格が 一番解かるアイテムなのです。 中には履歴書の書き損じが出てくることも有り、 実家や経歴まで解るような時すらあります。
●病院の薬袋・薬の空き容器
熱したアルミホイルに注射針なんかは論外だとしても、 薬の名前から隠れた病気の有る無しがわかります。 C型肝炎、糖尿病など本人に責任が無くてもクライアントは嫌がりますし、 性病だった場合は言わずもがな。
●タバコの吸殻
タバコの銘柄が多ければ、それだけ人の出入りが有るということ。 口紅の有無で、相手が男か女かも解ります。 消し方にも性格が表れ、 根元まで吸う、乱暴に消す、形を整えて消すなどで判断の基準に。 吸い口を噛むなどは、ストレスが溜まっている証拠です。
どうでしょうか? 背筋が寒くなった方もいらっしゃるのでは? まずは自分のゴミをチェックしてみたらどうでしょう? どれだけ自分がプライバシーを捨てているのかが解りますよ。
ちょっとした浮気チェックには持ってこいの『ガーボロジー』ですが、
やっている所を見つかった場合の信用の暴落は世界恐慌と
肩を並べるので、実行する場合は十分に覚悟してやってくださいね(笑)
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