探偵さんの日常
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えっと今日は「探偵ファイル」 からちょっとばかし抜粋しますた。
だから、もう読んだ人もいるかと思いますが、そこは我慢して!
「どこまでが浮気で、どこからが浮気じゃないの?」
今回は探偵的視点と今までの案件での事例をお伝えしようと思います。
法律的な結論を書く前に、
ぶっちゃけ皆さんはどこからが浮気だと思いますか?
セックスしたら? キスしたら?
手を繋ぐまではOK??
ひょっとしたら、
恋人以外に気を取られた時から浮気という人もいるでしょうけども。
そう、本当の答えは一人一人の中にありますので、
何が浮気かと言われると、疑う側の主観次第で変わってきます。
今回は、『離婚の原因に出来る浮気』について的を絞りました。
大抵は夫婦間の話し合いで解決します(協議離婚)
しかし、片方が納得出来ないとなった場合は法律的に、
離婚の手続きを取ることになる・・・
その際、離婚の原因で一番多いのは不貞行為。
今回は法律的に見て「何が浮気か?」ということについてのレポートです。
今までの案件で有った凄まじいのは、
社内の送別会にて会場に行く際、間違って右側にずれていく同僚に
「こっちだよ」と肩に手を当てた旦那さんの映像を見て
こんな状況
「この女、怪しい!
きっと、この女と浮気してるに違いない!」
こういった奥さんはいます。
上のような状況を浮気扱いされたら、
男性としてはブチ切れものだと思いますが、実際に有ったこと。
世の中には「キスくらいは良いんじゃん?」という人も居るし、
「他の女(男)と喋っているだけで我慢できない」という人も居るしで、
決めるのは自分の中での物差しだという良い例ですね。
しかし、法律的に明確な「結婚している人間が、
これをやったら浮気」という基準はあります。
それは、
配偶者以外の異性とセックスすること。
法律的に“不貞行為”というのはセックスの事を指します。
つまり極論すると、セックスしなければデートに行こうが、
キスしようが浮気では無いことになる。
「そんな馬鹿な!」という意見もあるとは思いますが、
数多くの判例上そうなっているので、
配偶者と離婚するつもりの行動調査の場合、
『セックスしたと客観的に判断できること』
を集めていくことになっていくわけです。
法律的には、相手が「キスをしたけど、
キスは浮気じゃない」と言い張れば浮気じゃありません。
キスをした映像が有っても、不貞行為の証拠にはならない、
というのが正確な表現かもしれませんが。
では、『客観的にセックスしたと判断できる』とは何でしょうか?
結論を先に書くと、
複数回(3〜5回)ラブホテルないし、相手の部屋に行ったということ。
一回だけでは「相手の具合が悪くなった、パソコンの設定をしに行った」
など、いろいろな言い訳が出てくるとは思います。
これが、何回も続くと・・・というわけですね。
今までの判例で、
一回ホテル行ったことが浮気と認められたことも有るには有りますが、
通常は複数回行ったという証拠が無ければ認められません。
部屋に滞在した時間や状況(電気が消えたなど)も
重要なファクターになって来ますし、
弁護士の話し方次第でいくらでも変化するところではありますが、
法律的に判断出来る浮気とは、
「複数回のセックスをしたと認められる行為」
というのが結論でしょうか。
とは言っても・・・そんな知識で割り切れないのが人間。
「え・・? あの娘とは、デートに行っただけだよ。 お台場で観覧車に乗って、夜景見ながら食事したけど、 エッチはしてないよ、浮気じゃないでしょ。」
配偶者(恋人)がこんなこと真顔で言ってきたとしたら・・・・ね。
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