探偵さんの日常
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2003年06月26日(木) 正村竹一





この名前を聞いて「ピン」とくるひとは,よほどのパチンコ通!
知っていらっしゃる方もいると思いますが,パチンコはご存知
われらの住む東海地方の名古屋が発祥地。。。





その昔は,パチンコ玉1つが1円とか2円とかであったため,
ケチ?で有名な名古屋人にピッタリの遊びだから・・・。
と言われていた時代もあったと聞くが,パチンコ台の発明者が,
愛知県生まれであったことから,名古屋=パチンコの公式というわけ。





その功労者が,「正村竹一」である。
明治39年に愛知県の農家の次男しとして生まれたが,
この時代の農家の子供達のほとんどが満足に小学校に通わせてもらえなく,
学業より仕事が優先,正村氏も例外ではなかった。しかし,そんな小さな
子供に十分な収入を得るだけの仕事があるわけでもなく,
転職を繰り返しながら終戦を迎えた。





パチンコはすでに戦前前から存在していたものの,
戦時中は非国民的な遊戯として禁止されていた。
正村氏は,ここに目をつけた。全国各地を駆け巡って,
さまざまなパチンコ台を収集して名古屋でパチンコ業を始めた。





それまでのパチンコといえば,弾いたタマが単に上から下へ落ち,
穴へ入るか入らないかだけの単純なモノだったが,彼は台の改良
に励んだ結果,クギの配置に工夫を凝らしてタマの移動が上下
だけでなく,左右も動くようにした。
これによって,たった一発のタマが上下左右に飛び跳ねるようになり,
あっという間にパチンコファンの心をつかんでしまった。





このクギの改良は「正村ゲージ」と呼ばれ,
パチンコ業界に一大革命をもたらした。(昭和23年)





正村氏は,もうすでに故人となってしまったが,
パチンコ創世期からパチンコ一筋に生き続け,
未だに彼を「パチンコの神様」と呼人もいる。






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