探偵さんの日常
DiaryINDEX|past|will
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるように多少の働きが悪くなっても, 痛みを感じることがなく,放置している間に悪化して手遅れになってしまう。 そして,実に多くの働きをしていて,肝臓を傷めると全身の健康にも 影響する。また,肝機能が低下すると,代謝がスムーズに行われなくなり, 細胞内に水分が溜まるようになり,痒みを感じさせる原因物質の ヒスタミンが遊離しやすくなって痒くなるケースもでてくる。
お酒が不味く感じたり量が減ってきたりする場合もある。 さらに,症状が進むと,みなさんおなじみの「皮膚の色が変化」してくる。
皮膚が黒くなってくるのは,肝臓での色素の分解機能が低下して皮膚に 色素が沈着するためだ。
黄色くなるのは黄疸の症状で,胆汁の色素を肝臓が処理しきれないためで, 目にいち早く黄疸がでる。
手のひらの赤い斑点は,ホルモンの分解作用が低下し, 血液中のホルモン量が増えて毛細血管が拡張した結果だ。
また,男性で胸が大きくなる場合があるが,これは女性ホルモンの分解作用が 低下するために乳腺の名残が膨らんでくるため。
血液が止まりにくくなるのは,古くなった血液を壊す働きをしている 脾臓が必要以上に血小板を壊してしまうためで, 肝硬変や肝臓ガンの人に多く見られる。
もし,健康診断等で肝機能の数値に異常がでたら, 出来るだけ早くの対処をしよう。
調査受付&無料相談はこちら
|