いぬの日記
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面接でした。 成績証明書を朝もらいに行って、「すぐに発行できない場合もあるから早めに申し込んでね」とやんわり言われながらも受け取って、その足でセンターへGO。 昼ごはんを買いに寄ったコンビニでうっかりじゃんぷを立ち読みしそうになって(デスノート読んだ)、慌ててバスに乗りました。
時間ギリギリのバスでしたが、今回も運良く渋滞しなくてセーフ。ドキドキ。
セーフじゃないのが履歴書。 下書きまでしか書き終わんなかった。えっ! 有楽町駅のトイレの鏡の前で必死こいて清書して、判子押してないことに気づいたけどこりゃーもーどうしようもない。
待ち合わせの場所に着いた直後に人事の人がやってきでセーフ。ドキドキ。
喫茶店で1対1面接を受けました。 もー何を聞かれても関係ないことをダラダラと喋ってしまって、頭に血が上って焦りました。 矛盾してるし薄いし考えてないし、えっととか言って下を見たり言葉に詰まったり。 あーこりゃーだめだー、と自分で思って、面接終わってから謝ってしまいました。
別れてから落ち込んで、思わず母親に電話かけてしまったほどです。 ホームシックも一日で治る、用事が無ければ電話もメールもしない娘がです。 つながらなかったけど。 よっぽど落ち込んだらしいです。 ぐるぐる考え続けながら、有楽町駅の前にある三省堂書店に入ってウロウロしてるうちに前向きになってきました。
雑誌をめくったり、海外の絵本を立ち読みしたり、漫画買ったり、変な本を見つけたりしているうちに元気になりました。
無印良品に入ってMEAL MUJIという惣菜屋さんでテイクアウトを買ってつ@ばに帰りました。 すっごいものすごく美味しいわけではないけど、普通に美味しいし、面白かったです。 これまたスローフードで流行り物でした。 野菜と豆腐と魚ばかり。 毎日食べてたら痩せるのかなー。
つ@ばに帰ったら着信がありました。 かけなおしたら、今日受けた会社から、次の面接の連絡でした。 早すぎ。何か手違いがあったとか何とか言ってたけど。 う、胡散臭いなー。 会った人は「大勢と面接してるから結果出るまで一週間くらいかかるかも」て言ってたぞ。 あーでもとにかく良かった。 まだ次がある。良かった。いーやもうなんでも。 実家に電話して、さきほどの電話についても説明して、報告しました。 「面接終わった直後は、すっごい落ち込んでたから電話したんだけど、そのあとウロウロしてたら元気になった」 「そう、早々と立ち直っちゃったのね・・・」 早すぎですか、さすがに、あ、そう・・・。 父も電話に出ました。 秋田いぬ父は、心配してるのは分かるのだけど、実際にはほとんど口を挟みません。 水を向けてもアドバイスめいたことはしゃべらないから、多分何か考えてのことなのだろうと思う。 就職決まるなり何なりして、この状況から抜け出せたら、今の時期に父が何を思って口出ししないでいたのか、聞いてみたいです。
今日の面接は本当にどうしようも無かったので、まだ判断には早いと思われたか、マジで何かミスがあって面接やりなおしか、それとも何か他の理由か、とか色々考えます。 でも、場が与えられたのはありがたい。 私は大した人間じゃないし、勉強もしてないし考えも足りないし、能力だって特にあるわけではない。 だけど、21年間これで生きてきたのです。 自分の価値感や考え方もあるはずだし(多分)、面白いところもいいところもあるはず(多分)。 今日の悲惨な私も、紛れも無く私であることを知っているけど、それは私という人間の一面で、全てではない(多分)。 喋っている間は、自分という人間がくだらなくちっぽけで中身が無いように思えて、恥ずかしかった。 それも私。確かに私はそういう人間だ。 でも、それだけじゃない。 私は私を信じている。 人間的にはむしろ最近積極的に信じられなくて、私は自分を信用できない。 それでどの口で信じているとか言うのだとは思うけど、でも、私が私を見ないで、他の誰が見てくれるのだ。 面接の人は、別に私に優しくするために会っているのではないのです。 かといって苛めに来ている訳でもなく、ただ私という人間を見極めて判断材料にしたいから来ている。 その場で、見せたい自分を見せるのは私の役目です。 だから、つまり。 次の面接では、ちゃんと色々質問を想定して自分の考えをまとめて、もちょっとマシに喋れるようになろう!と前向きに闘志を燃やしてみたりしたのです。 ・・・・・・それはさー、就活始めてすぐに思うことなんだろうなー本来なら。遅いよ。
三省堂書店は広々とした2階建てで、素敵でした。 あー面白い。いいなー!頭良さそうな本屋だー。 玩具とかキャラクターグッズも、微妙に大人向けでそそります。 文芸も漫画も文庫もそこそこそろってるんですが、広い店内のスペースとしてはそんなに大きな割合を占めていないです。 雑誌や写真集や、教養書、実用書が多く、土地柄スーツ姿の客が多いので納得です。 英語の絵本なのですが、どうしても自殺したいウサギの絵本が面白かった。 確実に死ねる自殺の方法をウサギがどんどん試していくのです。 シュールでブラック。殺伐としすぎていて笑えます。 誰でも、実は私もこれ考えたことがある・・・という自殺方法が載っていそうです。 私は、飛行機の両翼についてる扇風機みたいなプロペラで細切れにされるのは考えたことあります。 あと、カエルの写真集も面白かった。すごいキレイな色なのです。 うっかり買おうかと思ったけどやめました。うん、でも面白かった。 雑誌はメジャーもマイナーも、芸術系もたくさんありました。 スローライフって、こんなに流行ってるんだなー。へー。 雑誌もテレビもろくに見ないでつ@ばで生活していると、世間の流行が全くわかりません。 スローライフ、写真を見てるのは楽しいのですが、私には無理。 無茶言うなよ、とか思うところもしばしば。でも楽しい。素敵です。 芸術系の本はよほど大きい本屋じゃないとなかなかそろえられませんね。 絵画やデザインや色や紋様の本はとても面白い。 ガジェットブックスという、遊ぶ本を買ってしまいました。つい出来心で。 紋切り遊びも面白そうだったけど、買ったのはモビールを作るやつです。 この本は、様々な科学芸術キットとブックレットのセットシリーズのようです。 バックナンバーを見るだけで欲しくなってしまいます。 「花時計の愉しみ」(花のタネ15種付き) 「毒草の庭」(毒草のタネ7種と博物画の複製付き) 「「快楽」の香り学」(香料実物8種付き) 「蜜の味」(花粉1種とハチミツ8種付き。すべて違う植物からとった蜜) 「ねぼすけねずみヤマネ」(ヤマネのぬいぐるみ、ヤマネの巣材であるアケビのツル、好物ヤマイチゴのレプリカ付き) 「全体主義部分主義」(アラーキー撮影の等身大ヌード36分割ポストカード×36と、アラーキーの肉声メッセージCD付き) などなど。 ちなみに毒草のタネは、朝顔、おにげし、きつねのてぶくろ、ちょうせんあさがお、はなたばこ、ひえんそう、ベラドンナ、です。 うわー欲しい。 手に入れて何をするわけでもなく、多分タネを育てさえしないという予感はあるけど、何だか欲しいぞ!
フェルメールの描いた青いターバンの少女についての小説を立ち読みしました。 映画の原作です。タイトル忘れた。 面白かった。うっわー、なんて繊細なんだ。 中世ヨーロッパの下町ですから、男女の仲は明確で直接的です。 肉と肉のぶつかり合いは、エネルギッシュで猥雑ではあるけど、それだけ。 指先が、唇をほんの少しだけ撫でる、そんな数えるほどの接触のほうが、どれだけみだらでエロいことか。 色の使い方が鮮やかで、これは映画を観たい。ビデオになったら観よう。
あさのあつこの「THE MANZAI」というようなタイトルの本を立ち読みしました。 面白かった。すごく面白い。 惜しむらくは、キャラクターが良すぎて本来の面白さを見失ってボブにしてしまいたくなるところだ! 絶対にあり得ないし違うし、むしろこんなにこんななのにボブでは決して無いというところが余計に萌えるのに、ああ、ボブにしてしまいたい! でも違うんだ、キャラ魅力を除いても、話も感情も脇役たちも良くて、本当に面白い。 きちんと面白いのに、萌えてしまうおねーさんを許してください! 面白かった! うっかり買いそうになりましたが、この人の本は一冊でも買ってはいけないと本能が告げています。 ほんとーにヤバイ。 一冊でも買ったら歯止めが利かなくなって集めてしまいそう。 ありえないから。ほんとーにヤバイ。恐ろしい。 ああ、バッテリーの続きが読みたいな。
「結界師」(田辺イエロウ・小学館サンデーコミックス)2巻 面白い。わーいわーい。 人物や世界がしっかりとしていて、少年漫画にしてはキャラクターの感情に奥行きがあります。 多くを語らずに感情を読ませるところは、鋼の錬金術師に似てる。 あ、この作者も女性かもなー。 主人公の少年が全く美形じゃないところとか、根暗で馬鹿で大雑把でちょっとストーカーっぽくて、でも決める時は決めるのでカッコイイところとか、青くて甘くてかわいくって仕方ないところとか。 つまり、かなり好きです。わーい。 不恰好でかっこいいな。 結界という術も地味で、今のところ話も地味で、何より主人公が地味で、格闘シーンもいまいち地味で、狙ってるとしか思えないような地味さ。 作者は「華はなくてもシンプルかつ実用的」が好きらしい。 ヒロインの時音ちゃんも地味なんですが、凛とした涼やかな黒髪美少女で大変好きです。 かわいい。かわいい。かわいい。かわいい。 裏会の坊主に興奮してしまいました。 どっかの金剛兄弟のおかげで、坊主を見るとときめきます。 真面目で厳しそうだったり、性格悪そうだったりすると尚ときめきます。 裏会もっと出てこないかな!
「ラブロマ」(とよ田みのる・講談社アフタヌーンKC)2巻 星野姉が好きです。 よく笑うようになった星野くんがかわいいです。 男友達にタメ口で話している星野くんがかわいいです。 根岸さんのことはそれほど好きではないけど、星野くんと星野姉が兄弟でめろめろになっているのは楽しい。 根岸さんの漢らしいところは好きだな。 影の描き方、というか光の描き方が素敵なので、夜の学校や夜空の下なんて情景がとてもいい。 二人で夜道を帰るシーンとか好きだなー。
結構考えなければいけないことがあって、でも考えるのは辛い。 へこむし、まだ気力が湧いてこない。 でも本に触れていると何だか元気に読み出す自分もいるので、明らかに気の持ち様なんだな。 あーうー。
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