いぬの日記
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2002年01月16日(水) |
ディスコミュニケーション |
「ディスコミュニケーション」植芝理一(講談社・アフタヌーンKC) というマンガを借りました。
おもしろい。すごい。 読みながら、声をあげて「すごい!」というほどすごい。 不思議少年と好奇心少女の恋愛は、 「わたしはどうして松笛くんのことが好きなんだろう」という根源的な疑問を探す旅であり、 二人は運命の輪や生と死にまで触れるはめになります。 すごく変だけど、これぞ本当に「恋愛」という微っ妙な雰囲気の交際が素晴らしい。 色気のなさそうな話なのにいい意味で変にエロいです。うわー。 大好き。 (おいおい)
しかし1番すごいと思ったのは、 主人公二人が冥界にまで行って人が「生きる」ということの本質にまで触れても、 やはり「わたしはどうして松笛くんのことが好きなんだろう」 という最初の疑問は解決しないままで、 その後日常生活に戻った主人公の女の子にとっては 冥界行きさえも「松笛くんと一緒に居ると起こる不思議なこと」 のひとつとして収まってしまったことだ。 こっちは話のダイナミックさにいっぱいいっぱいだったというのに。 いやーすごい。
ほとんど作者の趣味のような細かい書き込みや、 少女漫画のような柔らかな線のなめらかさや、 異形のもののデザインとか神仏関係の趣味とか、 まさに「噛めば噛むほど(byりー。さん)」オイシイです。 松笛君格好良いです。明らかに人の思考回路じゃないです。 格好良いです。 いやー好き。
面白かった。わー、NK君ありがとう! そして本を紹介してくれたりー。さんありがとう!
夜は舞研に行きました。 まだまだ練習不足でやばいです。
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