こんなこと・あんなこと

2003年11月29日(土) アナログ

友人のKさん(私より数歳年上)の携帯電話は2年半前のモデル。そう古いわけではないけれど、2年半前に「一番シンプルなもの」と求めたらしいので、今現在はそうお目にかかれないモデル。
メールの機能もつけておらず、もっぱら着信用のそれはそれで、役目は果たしている。

ところが、ある日突然、急に受話音量が小さくなってしまったとのこと。Kさんなりに持て得る知識を総動員して「着信音量」や「受話音量」を調節してみるものの、かすかに聞こえる程度に変わりはなし。
周りのケータイを使いこなしている年齢層の面々に相談するも、「もう、それ、古いからだめなんじゃない、新しいのに替えなさいってことですよ」と、誰もが言う。

しかし、日ごろから電脳化の波を苦々しく思っているKさん。ここであっさり新しい機種に変更するのはプライドが許さない。
ここでKさんは超アナログな対策を講じることを思いついた。音が聞こえる小さな穴の部分をツマヨウジでつついてみたのだ。すると、なんと、ポロリと砂粒が落ちてきて、つまりはこれが音を小さくしていた要因で、それを除去してすっきり元の音量に戻ったらしい。

ケータイの音が小さくなったら、まずは砂粒を疑うべし。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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