たまの日々

2007年05月08日(火) きっと夏はくる

夜風がなまあたたかい。
それを私はここちよく思う。
ひとつはここ何週間も微熱と頭痛に悩まされているから、
もうひとつは単純に夏が待ち遠しいから。

最近、
よく楽しかった過去の夏を思い出す。

私は夏がすきだから、
よい思い出はいつも、夏の明るい日差しの下にあった気がする。
気持ちがはじけるような夏のあつくるしい時間は、
あけっぴろげで、
まっすぐで、
全力だった。
不安も疑いもなかった。

近頃の私は、
すっかり冷房の効いた夏に慣れて、
もうあつくるしい時間をもつことはくなった。
そんな夏は、たのしい思い出がなかなかみつからない。
夏だったのか、そうでなかったのか、
見分けることが難しい。
閉じられた気持ちに、
目をそらしたまま、
おびえている私に、
安心と信頼は得られるのか?

思い出の夏がきらきらと輝いて、
つまらなくなってしまった私を責める。
どうしたらいいのかわからない。

それでもきっと、
夏はやってくる。
きっと、
私に感じられるかどうかの問題なのだ。



 < 過去  INDEX  未来 >


たま [HOMEPAGE]

My追加