二ノ宮啓吉の区政日記
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2010年02月06日(土) 気仙沼市行政視察報告書


行政視察報告書                           平成22年2月6日

                         自民党目黒区議団
                            二ノ宮啓吉 
視察調査項目
1. 一関市議会議員倫理条例について

参考資料
  一関市議会基本条例
  一関市議会議員政治倫理条例
  一関市議会基本条例
  一関市議会政務調査費の交付に関する条例
一関市市政調査会会則
一関市議会会派規定 以上の資料の基で説明を受ける。(区議会事務局参照)

質疑の内容 (菊地市議会事務局長)
 政治倫理条例がなぜ必要なのか
   市議会基本条例の説明が主に行われた。
  基本条例は議会の基本理念であり、議会の憲法である。
議員の責務・活動原則、議会運営の原則、議会の権能、市民との関係
議会改革の推進、政治倫理、議会事務局等を網羅して原理原則を明確化する役割を果している。
 
  選挙で選ばれた議員に、高い倫理観が求められるのであって「李下に冠を正さず」の模範を示す必要がある。
  条例制定により要綱・使途基準・申し合わせ等では議員のみの緩い解釈に陥る事が有り、法律による制定が求められる。
  市民の目線・市民参加・市民への公開を基本原則に置く条例を制定する必要がある。

議員政治倫理条例
 条例制定に当たり、議員政治倫理審査会委員10人で審査会懇談会検討した。
 条例の中には兼業報告の義務化・条例遵守の誓約書の提出を条例に盛り込む。

 問題点
   議会運営について
 一般質問における質問席の設置・対面式質疑の導入一門一等方式の導入の改善。
  会派規定の制定
 申し合わせ事項であったが2名以上と定め、議会運営委員会の選出基準を定めた、
  政務調査報告について
 各派代表者による経理責任者を制定し、報告、検討・研修会を開催して議長に報告する。
 条例により使途・内容等を条例化し、100条の2を活用して外部も含め検討する。
 市民オンブズマンによる解釈に耐える条例を検討した・
  
   調査費の90%を視察費に当てているのが有り問題、(月額15.000円)
   図書購入で明細が無い書籍があり問題、

目黒区における検討事項について

 自冶法の制定により地方分権が叫ばれ、行政と議会との二元代表制が求められており、議会として議員の倫理等を条例で定め、これを遵守することが求められている。目黒区でも議会に於ける決め事が、要綱や基準・使途基準と言う縛りの中での運営である事を考えれば早急に政治倫理条例・議会基本条例を制定し、法による厳格な中に運営されるべきである。
 各会派代表による条例制定検討会を設置し速やかに検討に入る事を望む一人である。
残念な事に無会派議員の視察参加が得られなかった事は今後無会派独自の解釈による問題定義が出てくる事も鑑み、各会派代表参加の元に検討会を進める事を要望する。

視察目的
2.気仙沼市と目黒区の今後の交流(議会の交流を含む)

参考資料
気仙沼市市勢要覧 人・自然・食の力
気仙沼市議会の概要・議会だより。
気仙沼の水産
気仙沼的おいしい生活 ガイドブック等で説明を受ける(区議会事務局参照)

今までの経過
平成7年気仙沼目黒のさんま実行委員会を結成され、当時の田道住区住民会議を通じて目黒三田公園を
 会場に開催された、盛大に成るにつれ、気仙沼実行委員会より来年はもう少し多く「さんま」を持参したい
 旨の申し出があり、到底三田公園での開催は手狭のため10月に行われていた目黒くみん祭りの一環に組み入れ、場所を区民センター広場にて開催する事が決まった、それに応じて一方的に好意に対して、予算計上を願い、それと共に目黒区側の区民まつり実行委員会の気仙沼市との市民交流が始まる。
  昨年気仙沼さんき実行委員会の代表者より来年は15周年を迎えるので、区切りとして友好都市を結ばないかとの提案を受ける。
  14年間の間、区民交流・東山中学校の自然体験学習・目黒区との防災相互協定が結ばれております。

 視察の経過
   村上俊一議長・佐藤仁一副議長
  昨年の秋口より友好都市の話があり、14年間の実績を通じて今後の友好都市締結に向けて話し合いを進めたい、自然が豊富で食材もおいしく、区民の参加を得て、相互理解の元で進めたい。
  鈴木 昇市長・菅原 務副市長
   昨年来目黒区青木区長と電話で意見の交換をしている、目黒区の方々は庶民的であり親しみが有る方ばかりである、小さい自冶体であるが目黒区様は「議会と相談の上前向きに検討してご返事したい」との事ですが事務局レベルで話し合って参ります、区長の意向も汲んで友好の場を広げたい。又さんま実行委員会の方も望んでおり、より一層、楽しみにしている。
  臼井議会運営委員会委員長・熊谷伸一副委員長
 友好交流が盛んになることはとてもよい事であり、ますます盛んに成らん事を願っている、市議会でも議会改革プルシェクトチームを作り議会基本条例・制定に進んでおり、市民と議会改革に取り組んでいる、(すぐ改革・質問者表示等)、今年は市議会改選期で4月に選挙が行われるが互いに良いことは進める。
  今井れい子目黒区議会議長
 我々の視察を気持ちよく受け入れて頂き感謝しております、永年のさんまを通じての交流・中学生の自然体験ツアーでお世話に成っている、目黒区の正覚寺には仙台藩ゆかりの三澤あつ子氏の墓もあり、議会も区民と共に友好交流を深めて行きたい。
  青木英二目黒区長
9月1日に元吉町との合併の式典あり、新しい気仙沼市のスタートがなされ、自身平成17年5月に来て5年ぶりである、平成13年に相互防災協定が結ばれその上中学生が自然体験が行われ、又多数の目黒のさんま祭りにご協力を頂き感謝している。当日は2千5百人の来場者があり、さんまを通じて友好交流が盛んになった。1月16日にご当地出身の生島ヒロシ氏に防災セミナーの講演を頂いた、又三陸リアス大使として活躍されており、今日 立春の日 春が芽生えて行く事を願っている。
土屋克彦議運副委員長
  さんまを通じて区民の友好が促進されており、議会としても協働して進めて行きたい、議決事項では無い  
 が、全会一致をもつて進めたい、との挨拶があり、その後市政の概要・議会の概要等の説明がなされた。
質問
   鈴木市長は今期でご退任とのことであるがその動向は如何か
 私は諸般の事情で次ぎの選挙には出ない、後進に道を開く事としたが、友好交流が結ばれれば私も参加して
 共にお祝いしたい。次ぎの市長にも継続してまいります。
   
   東関東地震が想定されている中で気仙沼市は船舶による救援物資の支援も阪神淡路の時に実行済みであり、
自然を生かした観光を世代育成に役立てて頂きたい、今年は気仙沼にとって市政60周年の年であり、目黒のさんまも実行委員会が行って15周年に成るので秋には調印とし第一歩としたい、又気仙沼の子供達に目黒を知って頂きたい、デズニーだけでなく目黒区にホームステーして下さい。との話で友好の内に懇談視察を終える・

総括
  気仙沼市は交通の便はよくないが、話の中でも自然が一杯、又人の心が温かい、現にサンマ実行委員会の人々は反対給付を求めず今までサンマを届けてくれた、区民祭りは「さんま祭り」として定着しており、今後気仙沼市との友好交流が無くても、その友情は無くならないと感じた。
 その友情を支援する為にも行政と区議会が一つとなってより友好を深める施策の遂行が必要と考える。


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