二ノ宮啓吉の区政日記
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2003年07月04日(金) |
保護司として新潟刑務所視察 |
保護司を拝命して以来毎年近県の刑務所・少年院等を視察して参っております、それは満期終了の人を社会にスムーズに復帰出来る様に環境を調整したり、保護観察を付けられた人を社会で決まりよく生活する為に保護観察期間見守るた為に我々の仕事としてあります。 満期が近づくと安全に社会に溶け込む為にその人の環境等を確認する為に もあります。 時には刑務所まで出向き引受人の確認もいたしますので、刑務所を確認する意味もあります。 7月2日-3日の二日で新潟刑務所を視察して参りました。 収容者は原則26歳以上・刑期8年未満の犯罪傾向が進んでいる男子が収容されておりました。平成10年には700人でしたが平成15年は1.088人 おり刑務所も満杯状態です。 外国人が一割おり半分は中国人、25%がイラン人、ベトナム、アメリカ人 16ケ国111名で食事の配慮が大変とのこと。 その上入院医療費が全額国負担で刑務所の予算を圧迫している、医師が2名居るが大きな病気には対応出来ず外部に掛かるので職員もその度に6人要る 一割の人が一ヶ月ぐらいで再入居してくる、そして半数の人が再び戻って来てしまう、刑務所を出るときの持参金は大体2.000円位で犯罪や無銭飲食などで犯罪を犯してしまうとの事、平均44歳で60歳以上が100人おり最高齢79歳、平均2年6ケ月入所している。 まして年を取ると暮や寒くなると戻って来るひとも何人かは居る。
失業率と景気。犯罪発生率と景気は因果関係にあり、お金を持っていれば 犯罪を犯さない人も有るのではないかと話ておりました。 皆青い作業服を着て一生懸命に作業をしており、社会に出て役立てば良いがと思いました、漆細工をする人、凧に絵の具で色づけをする人、 満期が来て作業賞与金として大体42.000円位に位に成るがそれでも 一般社会より低く、仕事があまり無いとのことです。 帰りにCAPICキャビックで刑務所製品を買って視察を終える。 6階建てのホテルの様な建物で各部屋水洗トイレ・5−6人部屋で 布団が畳んであり、刑務所での監視官の強制尋問等は此処では無いとの事 今、「社会を明るくする運動」を実施している我々は一人でも刑務所に戻らない事を願っております。
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