遊戯王ゴーラッシュ感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
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2003年10月09日(木) 第174話 「運命のデュエル 遊戯vsラフェール」

第174話 「運命のデュエル 遊戯vsラフェール」(10月8日放映分)
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    今日のお言葉

      ラフェール 「お前と私は似ている…だが…どこかで道を違えたのだろう」



    『ラフェールさんって謎だよなぁ〜』
    それが今週の感想です。
    この人が語る『運命』の意味がどうしても分からなくて、なんども頭をひねってしまった。

      遊戯…いや名もなきファラオ…
      私はお前の存在を知ってから奇妙な情を抱いていた
      運命にもてあそばれた者同士として…
      (第156話より)


    王様に対する感情も独りよがりな感じがして、やはり頭をひねってしまった(^_^;)

    たとえば…
    ラフェールさんは「人間なんて生まれて死ぬだけ」と思っていた。
    金持ちの両親…お金は苦労せず手に入り、両親が歩いてきた道を同じように歩いていけば楽しい人生を送れると思っていた。
    だけど、その一本道から自分はハズレてしまった。
    親兄弟は死に、無人島で寂しさに耐えながら暮らし、親戚に裏切られ利用された…。
    思い描いていた人生の設計図が”どうして”狂ってしまったのか…。
    その『どうして』にこだわり、それが『闇』となって、ラフェールさんの眼をふさいでいる。
    おまけにダーツさんがラフェールさんに「人類再生計画」を持ちかけたモノだから、よけいに話がややこしくなってしまっている。

    で、王様に対してのコト。
    王様がこの現世に存在していることもラフェールさんは『運命』という言葉で共感しているみたいだけど、これはちょっと違うように思う。
    微妙に温度差がある。ラフェールさんが海難事故にあったのは「不運」の一言。
    けれど王様は、古代のエジプトで”何かしてしまった”ので、「ここにいる」のである。
    原因と結果がちゃんとあるのだ。
    ラフェールさんとは違う。

    ただ、この二人は似ているよ…確かに(笑)
    似た者同士、受け同士(*^_^*)
    相手の話を聞かない。理屈っぽい。負けず嫌い。でも押しに弱い…。

    前回のデュエルより今度の闘いの方が、ドキドキ度は高いよね。
    王様の強気発言も良いし、『オレイカルコスの結界』を発動させたラフェさんの動向も気になるし…(*^_^*)
    特に王様はラフェさんに相棒の魂を奪われてるから、”恨み骨髄にいる”という激しさでデュエルをやって欲しいな。

★王様の男前な前説にドキドキ★(*^_^*)★
    傷ついた身体でギリギリまで舞と闘った城之内くん
    だがついにチカラ尽き、舞の心の闇を払うと同時に
    自らの魂を奪われてしまったんだ!
    三銃士や舞を操り、相棒も…そして城之内くんの魂を奪い去った
    真の敵! ダーツ!!
    オレは貴様を許さないぜ!!

    今日の作画監督は武藤さん。演出も武藤さん。
    お疲れでゴンスm(_ _)m(深々と慰労)
    深々と頭を下げているが、言いたいこともあったり…(^_^;)
    あのユラユラと空を渡る『龍』はちょっとクネクネしすぎじゃないでしょうか…。
    なんというか、あんまり蠕動(ぜんどう)運動が激しいと威厳に欠けてしまうような気がします。
    もうちょっと重みのある動作が希望です。

    ○に4本ツノのマークが登場しましたが、あれって何?
    パラディウス社って何個も社章を持っているんだなぁ…。
    っつーか、意味のないマークが登場しすぎ!! 
    ホプキンス教授のキャンピングカーにマークされている猫マークとかも気になるよぉ〜(笑)

★やっと見つけた城之内! しかし魂はすでに抜けていた…★
    本田:城之内…テメェー(肩に手を置き、ガックリとヒザをつく本田)
    杏子:こんな事って…あの人(ヴァロン君のコト)も魂を!? 一体誰が?
    本田:舞だよ…あいつは城之内とヴァロンを探していた! あいつがやったんだ!間違いねぇ!! クソー舞の奴! 許さねぇ!!


    城之内を発見したと思ったらすでに魂は取られた後…本田の悔しい気持ちが伝わってきました。
    城之内が舞さんを無条件で「仲間」と呼ぶことに慣れた身としては、本田の「舞さんに対して一本線を引いた立ち位置」も興味深いです。
    まぁ本田は今回の城vs舞デュエルを見ていないから仕方ないけどねぇ…。
    本田の城之内に対する過保護ぶりは好感度高いな。
    城之内は本田がこんなに自分の事を心配してくれているって事、知ってるのかネェ。
    別の言い方をすれば、本田は城之内を守ることで成長していると言えるなぁ。

★ヨチヨチと走りつつも到着したパラディウス社で王様が見たモノは!!★
    「ポン」とエレベーターのチャイムが鳴ると同時に眼前の扉がゆっくりと開く…
    黒い影が王様の目の前をふさいだ瞬間、倒れ込んできたのは魂を奪い取られた舞の身体だった!!


    舞さんが倒れ込んできましたが、あの角度からして絶対に王様の顔が舞さんの胸にパフパフかと思ったので、このシーン、ひどく残念でした(^_^;)
    それにしても、あのスモークはなんでしょう(笑)
    あの個室でイリュージョン・ショーでも上演していたのか!!!!
    不自然なシーンに苦笑してしまいました。

    「ハーピーの羽…否(いや)…」
    この羽でラフェールが待ち受けていることを察する王様。
    エレベーター内でデッキチェックしようと尻に手を回すシーンが妙にツボ(^_^)v

★屋上に上がった王様! 待ち受けるラフェール★
    王様:やはり貴様だったのか! ラフェール!!
    ラフェ:名もなきファラオ…待っていた
    (カードをびゅう〜んと王様に向かって投げるラフェさん)
    王様:これは! 城之内くんの『ヘルモスの爪』!! 貴様が城之内くんや舞を!!
    ラフェ:城之内を倒したのは孔雀舞だ!
    王様:舞が!? じゃぁ、なぜ舞まで…
    ラフェ:愚かにも舞はダーツ様に刃向かおうとした

    ラフェさん回想シーン:舞さんとのデュエルシーン

      舞:あんたに用はないわ! ラフェール!!ダーツはどこ!?
      ドーマのチカラもオレイカルコスの結界ももう必要ない!!
      あたしはあたし自身のチカラでダーツを倒す
      それが城之内やヴァロンへのせめてもの落とし前なんだ!!
      ラフェ:思い上がるなよ…孔雀舞! しょせん、お前は生け贄の頭数…出過ぎたマネはするな
      お前の出番は終わったのだ! 大人しく消えろ!!(デュエルディスクを開くラフェさん)

      デュエル開始! だが舞さんが負けてしまう
      オレイカルコスのチカラにより魂を吸い取られる舞さん
      (目に涙をためながら…)
      …ごめん…ごめん…城之内…(どさりと倒れる)


    (へルモスのカードを見つめながら…)
    王様:城之内くんの気持ちが舞に通じた…それなのに…
    ラフェさん:城之内も舞もそのカードがお前にたどり着くのを願っていたのだろう…ならばお前が持つべきだ

    (冷たく言い放つラフェさんの言葉に怒りが爆発する王様)

    王様:ラフェール…貴様、痛まないのか!? 心が! 胸が!!
    ペガサス、羽蛾、竜崎、舞、城之内くん…そして相棒…一体何人の魂を奪った!
    アメルダもヴァロンも貴様の仲間までもが魂を奪われたんだぞ
    それでも貴様は何も感じないのか!?

    ラフェさん:前にも言ったはずだ…この世界にはたかが人間ではどうすることもできぬ運命というものが存在すると!
    そして運命の答えを知るためにも受け入れ、見届けるしかない
    私は知りたいのだ…運命の答えを!
    そのためにも我らの魂など、命など惜しみなく捧げる

    王様:なぜだ!? 貴様ほどのデュエリストがなぜダーツの言う運命なんかに従わなければならない
    そんなもののためにオレたちの魂はあるんじゃない

    う〜ん、涙をためながら崩れ落ちる舞さんが痛々しかった…(T_T)。
    さりげないシーンだけど胸を打ちました。
    ラフェさんもきっついコト言いますなぁ。「生け贄の頭数」だって(^_^;)
    以前からラフェさんは舞さんのコト、良く思ってないから仕方ないけどねぇ。

    赤字にした部分…運命の答えを知るためなら、魂も命も捧げるっていうのはスゴイねぇ。
    まさに孔子の「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」だよ(^_^;)
    これからは現代の孔子様ってお呼びしよう。
    それだけの決意はスゴイ!! でも巻き込まれる人のコトはどうするの…と、こっそりツッコミ。

★海馬兄弟登場!! 可愛い奴らも登場!!!★
    城之内を背負う本田、励ます杏子。
    パラディウス社目指して走っていると、突然、急ブレーキ音と共に瀬人さんの運転するフェラーリー登場!

    モクバ:本田! 杏子!!(おぉモクバが本田の名を先に呼んだよぉ(*^_^*)(わたしゃこっそりモクバ×本田)
    杏子:モクバくん(車からモクバと瀬人さんが下りてくる)
    本田:海馬!!
    瀬人:凡骨め…貴様も負けたのか…(渋い声…妙に憂いのある声がちょっとドキドキ★)
    モクバ:(驚いたように…)城之内!

    瀬人:遊戯はどうした!?(嬉しいよぉ〜心配してくれているよぉ〜(*^_^*))

    杏子:一人でパラディウス社へ向かったわ

    モクバ:うん? ふわぁ〜!!!(突然、モクバ大絶叫!!)
    瀬人:モクバ!! どうした!?
    モクバ:あれ!!

    モクバが指さす先には、目をイチゴのように光らせた、可愛いネズミがこちらに突進チュ〜!


    本田:ネ、ネズミ!!(チュ〜チュ〜)

    (ネズミの突進に驚いた本田が城之内を背中からズリ落としそうになるのを瀬人さんが腕で支えておあげになりました)

    瀬人:こっちだ!この上へ!(非常階段へ皆を誘導する瀬人さん)
    (手すりにつかまりながら…)何が起こっているというのだ…

    あああああ、いいなぁ〜。海城ファンの皆さん…。
    スタッフも憎い演出してくださる!落ちそうになる城之内に手を差し伸べる瀬人さん…はふぅ〜。
    うらやましいよぉ〜。わざとらしいシーンだけど、ムチャクチャ羨ましい!!
    杏子とモクバだけでは引き上げられないから、ぜったいに瀬人さんが足を持ち上げて、柵の向こうに押し込んでいるよね。
    アニメの瀬人さんって親切だなぁ〜。

    ネズミ系大好きな私には嬉しいシーンだったな。
    どぶネズミより、『デスハムスター』だったらもっと萌え〜なんだけど(*^_^*)


★ラフェールさんと王様…ああ言えばこう言う★
    ラフェさん:そう…お前は私に勝てない! それが運命だと言うことを私が今ここで私が証明する
    王様:どうしてそこまで運命に縛られなきゃならない!?オレももう一度、貴様と闘う事を願っていた! 運命なんか関係ない!!

    ラフェさん:オレイカルコスの結界…お前自身の手で運命を決めるのだ
    王様:結界のカードがオレの手に渡ってももう二度と使うことはない

    ラフェさん:そうやってモンスターを犠牲にして、最後に手痛い思いをしたのをもう忘れたか!?
    王様:オレはもうそんな言葉に惑わされはしない!!オレはモンスターとの絆を信じている! 痛みも悦びも彼らと共に!!

    表と裏…そんな感じのセリフのやりとり…。
    この二人らしいです(*^_^*)
    運命ばかりを語るラフェさんに対し、王様は瀬人風ハッタリで応戦。
    出来ればもう少しラフェさんが前回のデュエルを持ち出して、ネチネチと王様をいじめても良かったかな〜。

★王様とラフェさん…価値観の違いが爆発★

    王様の言い分:
      モンスターとプレイヤー…互いが互いを守るその絆…お前はオレイカルコスの結界などを使うようなデュエリストじゃない
      お前の持つデュエルの理想とオレイカルコスの結界は決して相容れるモノじゃない

      モンスターとの絆を守るためにもお前は心の闇に身を委ねることなどしない


    ラフェールさんの言い分:
      ファラオ…お前の言っているコトは正しい
      だが…正しくてもそれだけでは運命の答えを知ることはできない
      心の闇を受け入れ、同化し、すべてを捨て去る事ができたとき、初めて闇に光は届く…
      その先に大いなる運命は存在するのだ
      お前と私は似ている…だが…どこかで道を違えたのだろう
      だからお前には使いこなすことができなかったのだ
      ならば私が見せてやろう! このカードの本当の力を! 発動せよ!! オレイカルコスの結界!


    王様はラフェさんがオレイカルコスの結界を発動するような男じゃないと思っているが、当のラフェさんはあっさり発動させてしまった。
    善人と思いたい王様の気持ちも分かるが、一応、悪役だからね。
    ラフェさんはダーツさん以外は眼中にないから、ダーツさんのためになるならどんな事でもする人さ。

    この緑で色付けした部分は重要なメッセージを含んでいるんだろうが、よく分かんねぇ〜(^_^;)
    「闇」って言われてもこの場合は怒りとか憎しみとかなんだろうな…。

    怒りに身を任せる→いずれその怒りに飽きる→なんかもう”怒り”こだわっていた自分がバカらしく思えてくる→怒りは消え去り、無心が取り戻せる。
    こういうコトかな?
    悟りに至る方法を聞かされているようです(^_^;)


★★★次回予告★★★
    パラディウス社で遊戯を待っていたのは
    以前遊戯が闘って敗れているラフェールだったの
    敵だけれど、モンスターに敬意を払うそのデュエルに
    共感を覚えた遊戯は
    ラフェールが『オレイカルコスの結界』を発動させたことに
    とまどいを隠せないわ
    ついに遊戯を倒した『ガーデアン・エアトス』が召喚され…
    そして!!

    次回 「不死身! ガーディアン・デスサイス」
    デュエルスタンバイ


    ★★★次回予告★★★

    パラディウス社で海馬くんを待っていたのは
    すでにラフェールとデュエルしている遊戯だったの
    ライフポイントが400ポイント減るごとに
    服を脱がなければならない過酷なデュエル…
    ラフェールが『オレイカルコスの結界』を発動させたことで
    遊戯はピンチに立たされてしまうの

    次々と強力モンスターを繰り出すラフェールの攻撃に
    遊戯の着衣はついにブリーフ(白)だけとなってしまった!!
    ここで遊戯が引き当てたカードは『着衣交換』
    これは同じ着衣を互いに交換しあうカードなの
    遊戯がパンツしか身につけてないため
    ラフェールさんもパンツを交換…
    ええぇ!! 嘘!! これがラフェールさんの…!!

    次回 「薄薄、スケスケ…サイズ大きめのバタフライ…」 
    デュエルスタンバイ



作画監督=武藤 公春
脚本=鈴木 やすゆき
絵コンテ=辻 初樹
演出=武藤 公春


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