遊戯王ゴーラッシュ感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
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2003年09月03日(水) 第169話 激突! 城之内vsヴァロン

第169話 「激突! 城之内vsヴァロン」(9月2日放映分)
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    今日のお言葉

      本田 「(舞さんに向かって)みんな、お前のせいだぞ! 城之内になんかあったら許さねーからな」



    本田の言うコトはまったくごもっとも。
    今回の騒動の元は舞さんの『勝負に対するこだわり』が引き起こしたコト。
    だから本田が舞さんを責めるのもすごく納得してしまう。
    本田は基本的にデュエリストじゃないから、カードゲームに興じる王様や瀬人さんのコトを「マニアックな趣味にのめり込む友達」程度に見ている。
    ただその中に城之内が巻き込まれるコトをあまり快く思っていないんじゃないかな…と思う。
    本田は城之内が好き。
    好きだから守りたいと思う。
    舞さんが城之内にこだわるのは勝負だけではなく、軽い恋愛感情も絡んでいるコトまで読み取れていないのは本田らしくて良いと思う。


★王様! 王様!! 王様ぁ〜!!!の前説★

    ついに明らかになったドーマの黒幕ダーツの正体…
    そいつは世界の経済や政治まで操作できるという巨大企業パラディウス社の総帥だった…
    だがオレは石の荒野で確かに見たんだ! 
    遙かな昔…デュエルモンスターズと闘うコイツの姿を
    アトランティスを滅ぼしたのもダーツだと言うのか!!


    今回は城之内とヴァロンのバイクシーンが印象的でしたねぇ。
    ヴァロンのバイクって重そうですが、器用に乗りこなす姿にちょっと惚れました。

    今回は絵的な見どころってあまりなかったので、ちょこっとモノ足りなかったですが、唐突に語られるヴァロンの過去には驚きました。
    はぁ〜そんなやんちゃな時期が…(-_-;)
    そんな重い過去に比べ、描き方がちょっと薄めだったのが残念。
    シスターに対する想いみたいなモノがもう少し描かれると、ヤクザーズ相手に立ち向かった気持ちがもう少しこちらに伝わったのに…と思いました。
    アメルダやラフェールさん達が超ド級の感情噴出タイプだったから、ヴァロンの過去話も期待していたのに…。
    せっかくガツンとプロポーズして、感情丸出しのイメージがついていたのに、今回の過去話で感情を言葉で語らず、行為で語る奴というイメージになってしまった。
    でも、あれって今から数年前の話みたいなので、今のヴァロンと同一視しちゃダメだよね。

    あと王様がダーツさんを「そいつ」だの「コイツ」だのと言うたびに笑いが…(^-^)


    今回のデュエル…ヴァロンの作戦は前回と同じでちょっと残念。
    あの変身スーツのパーツって手札から出してたけど、いきなりあんなにカードが揃うモノなのかな…。
    「都合良すぎるよぉ〜」とつぶやいてしまった…(-_-;)

    というわけで、相変わらずデュエル抜きとなります!! スンマセンm(_ _)m


★夜道を全力疾走の城之内と本田★
    (舞さんを救うため、パラディウス社へ向かう城之内)
    本田:待て城之内! そっちはあぶない!! 城之内ぃ〜
    城之内:(曲がり角から突然あらわれるオレイカルコス・ソルジャー)なんだ!?
    本田:やべっ!!
    二人:逃げろ〜

    ドスドスと歩き回る怖い顔のソルジャーさん達。
    夜道であんまり出会いたくないですなぁ〜(^_^;)
    彼らがどうやって魂を狩っているのかが分からない。首でも締めているのかな…。
    図体はデカイが敏捷性に欠けているようなので、思い切り走って逃げれば追いつかれないと思うが、鈍足の私じゃ無理だな…(-_-;)


★★なんと並んで歩いてます!ドキドキ★★
    遠くでパトカーのサイレンが響く…”ビンボォー・ビンボォー”
    瀬人さんと王様が仲良く、寄り添いながら歩いてくる!!(ホェェェ〜(*^_^*)なんか嬉しいなぁ〜)


    モクバ:あっ!兄サマ!! 遊戯!!(駆け寄るモクバ)
    兄サマ…良かったぁ〜無事だったんだね
    瀬人さん:当然だ…敵の正体はつかんだ! 行くぞモクバ!! ドーマに引導を渡してやる!!

    前回に続き、今回も「海闇祭」でした。
    身長差が気になるけれど、並んでいるだけでもご飯3杯な嬉しさ(*^_^*)
    走っているより、こうやって普通に歩いているシーンの方がなんだか嬉しかったり。
    駆け寄るモクバもちゃんと心得ていて、二人の間に割って入ったりしないところがGOOD!!
    今週の社長はなんだかセリフがクール。「引導」って高校生らしくない言葉使いに笑ってしまった。

      引導をわたす−最後的宣言をする。やっつける


★ニュースで…★
    教授:すでに何かがおこり始めているようだ
    世界中でまるで魂を抜かれたように意識を失う人々が増えているとニュースで伝えていた
    レベッカ:遺跡の碑文に書かれていたことが本当になろうとしているの?

    日本の上空で爆裂したオレイカルコスのカケラが世界中に飛び散った方法が気になりますが、犠牲者続出で大変な騒ぎのようです。
    オレイカルコス・ソルジャーも海馬コーポレーションの仕業だと思っている人とかいるのかな…。
    元海馬コーポレーションのビルにまたマスコミが集まったりしているのだろうか…。


★舞さん登場★
    本田:城之内…どこだ?
    舞さん:本田! 城之内はどこ?
    本田:舞!!
    舞さん:城之内は一緒じゃないの?
    本田:何いってんだ!ヴァロンって奴が城之内をどこかへ連れて行っちまったんだぞ! お前らこそ、城之内をどこへやった!
    舞さん:ヴァロンが!?
    本田:みんな、お前のせいだぞ!! 城之内になんかあったら許さねーからな


    本田のセリフは上に書いたので、ここでは省略。
    今週はこれしか登場しなかった舞さん…きっと来週は大活躍なのかな…と深読み(^_^;)
    好きな男(城之内)がプロポーズした男(ヴァロン)に拉致されるという事実はかなり衝撃かな。
    自分を挟んで男がデュエル…う〜ん、女冥利に尽きますなぁ〜。


★男と男のちょっと弱気な言い合い★
    ヴァロン:ここなら良いだろう…誰の邪魔も入らない(くたびれた感のあるグラウンドにやってきた二人)
    城之内:ヴァロン! 舞はどこにいる
    ヴァロン:それを聞いてどうする…舞はもうお前の仲間じゃない!(オレたちのモノだよぉ〜ん、へへっ)
    城之内:違う! 舞は…舞はぜったいオレが連れ戻す
    ヴァロン:へっ何にも分かっちゃいないんだな…舞が何を考え、苦しみ、お前を倒したいと思うのか…
    お前にはどうしたって理解できるはずもないんだ
    それが分かるのはオレだけさ!(自信満々な顔(*^_^*))
    城之内:そんなはずあるか! 舞はオレの…オレたちの仲間だ
    一緒に闘ってきた仲間より、お前の方がなんで…

      舞さんとの闘いを思い出す城之内

        アタシはアタシの意志でアンタと闘うコトを選んだ
        アンタにはわかんないだろうね…まっすぐ前に進むことしか知らないアンタには…


    ヴァロン:いいか城之内…これはドーマのための闘いじゃない! オレは舞のためにお前を倒す
    お前がいる限り、舞の苦しみは消えない
    そしてたとえ舞が望むようにお前と闘って、勝つことが出来てもそれは同じだ
    さらに傷は深くなるだけ…
    (あいつが今も本当に思っているのは…)
    お前は目障りなんだよオレにとっても…舞にとってもな!
    お前はここでオレが倒す


    ピンクで示した場所が気になるトコロです。
    城之内は舞さんを「オレの…」と自分の所有物であるかのように言ってしまい慌てて訂正するし、ヴァロンは舞さんの本心が城之内にあること知っているから、口では舞さんのため…と言いつつ、嫉妬でヤケドしそうだったりする。
    ずっと観てみたかった男同士の言い合いが、意外にへっぴり腰な感じだったのも、まぁそんなモノかと思ったり。
    やはり子供の喧嘩みたいで理詰めよりチカラなんだな…(笑)



★突然語られるヴァロンの過去★
    ヴァロン:さぁ来い! 城之内! お前の番だぁ!!
    城之内:何!? 壁モンスターも伏せカードもなくてターンエンドだと!?
    てめぇ〜自分の攻撃のためだけにモンスターを召喚したのか

    ヴァロン:オレのデュエルはただ攻撃あるのみ
    よけいな小細工や出し惜しみは一切なしだ!(おおぉ〜男前!!)
    オレはガキの頃からずっとそうして生きてきた
    そうこんな町で…


    なんとここでヴァロンの過去回想シーンが!

    要約してみると…

      教会経営の養護施設で育ったヴァロン…生来喧嘩好きでシスターに心配をかけること多し
      ヤクザーな人たちに教会が転売され、追い立てをくらうシスター「今日中に出てけ!」
      そしてその夜、教会炎上! ヤクザーズが放火したのではないかと疑い、激怒するヴァロン
      で、四人のヤクザーズをめった打ち…(死んではいないようだ…)
      少年院(?)に入所するも相変わらずの暴れっぷり
      看守長がカードデッキを渡し、ずっとここにいるか、勝負に勝って自由を手にするかをヴァロンに問う
      なんだか一人勝ちし、ダーツさんにドーマ入りを認められる



    なんというか…意外にちっぽけな過去でした。
    残念〜深みがない! 深みがないのがヴァロンの悩みなんだけどさ。
    優しそうなシスターの存在ももっと描いて欲しかったなぁ〜。
    ヴァロンの年上好みは昔からだったのか…と納得。
    傷の手当てを受けるシーンではホッペくらい紅くして欲しかったな。照れたり…とか。
    しかし看守長…あんたもドーマの手先だったのか!!
    ドーマって人材獲得の為には手段を選ばないんだな…。さすがダーツさん。

    ダーツさん…年取らないなぁ〜。服も同じだったし…(^_^;)


★城之内の決意★
    ヴァロン:オレは大切なモノなんざ…とうの昔になくしちまった
    オレにはなラフェールやアメルダや…お前らみたいに背負うモノなんか何もないんだ
    オレは勝つために闘う勝ち続ける
    それがオレのすべてだ!!

    城之内:分かんなくはねぇーなー。昔のオレだったらきっとうなずいていただろうぜ
    あの頃のオレも喧嘩…喧嘩で明け暮れて、勝つことだけが全てだった
    だけどそんなモノ…真の強さじゃねーことを知った
    遊戯と出会って、いろんな奴とデュエルして楽しいことばっかじゃなかったけど
    大切なことも教えられた

    デュエルってのは、ただ相手を叩きのめすための道具じゃねぇ
    お前のような奴に負けるわけにはいかねぇんだ

    王様が表くんと出会ったコトも奇跡だが、城之内が遊戯と出会ったことも奇跡だよなぁ〜と思ったり。
    城之内のこういうまっすぐなトコロを舞さんが惚れるのも良く分かる。
    この城之内とのデュエルでヴァロンは何を学ぶんだろう…。
    アメルダ戦の時のように納得いく形でデュエルの決着が着くといいなぁ〜。
    しかしこの子も天涯孤独という設定なのか…。もうそれだけで泣きモード…(T_T)





★★★次回予告★★★
    舞さんをめぐって城之内に強い対抗意識を燃やすヴァロン
    その挑戦を受ける形でとうとう二人のデュエルが始まってしまった!
    オレイカルコスのチカラを得て
    そのチカラをフルに発揮し始めるヴァロンのアーマーデッキ
    圧倒的な破壊力が城之内の肉体にまでダメージを与えていくの
    これはもうデュエルという名の喧嘩だわ

    次回「フルアーマー・グラビテーション」
    デュエルスタンバイ


      ★★★次回予告★★★

      遊戯と二人で海馬コーポレーションに潜入し、
      こっそり暗闇でチューまでしちゃった海馬くんと闇遊戯
      「これで遊戯はオレのモノ」と喜んでいた海馬くんだったけど
      車に戻った闇遊戯にそっと寄り添うレベッカの態度が
      妙に腹立たしくてならないの
      「小娘、オレの遊戯に近づくな」
      その一言にレベッカが反発し、突然、因縁のデュエルが始まってしまった!
      レベッカが得意とする拷問デッキが炸裂し、海馬くんの肉体にまでダメージを与えていくの
      これはもうデュエルという名の羞恥プレイだわ!


      次回 「縛って叩いて責めまくれ!」 
      デュエルスタンバイ



作画監督=武藤公春
脚本=面出明美
絵コンテ=辻 初樹
演出=武藤公春


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