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2002年03月06日(水) 心が騒いだぜぃ!(アニメ感想)

第97話 「ONE TURN KILL」(3月5日放映分)
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今日のお言葉
  杏子 「(王様に向かって) あたしだって、あなたのチカラになりたいのよ!」

   (オイオイ杏子…、一人で偉そうに言ってんじゃないよ、なぶり殺しじゃすまないよ…(私の心の声))


今週は静かなオモシロサ…でした。
「あぁ〜」とか「クッ…」とか声が漏れてしまう緊張感はなかったけど、
いろいろな意味でキャラの心がチラチラ見えてくる話の作り方が好感持てました。

闇マリク闇バクラ+カケラマリクのデュエル…、二人揃っても闇マリには勝てないのかよ…。だらしがないなぁ。
闇マリの前で言い争いをする姿、ちょっとみっともなかった(T_T)。

 闇マリク:千年ロッドはオレを受け入れた。貴様の憎しみの結晶がこのオレだといった…。
       案外、主人格はこのオレの方かもしれないな…。

この余裕…。他人格の方が主人格より性格的には勝っていることが多いので、闇マリがそんな風に思ってしまうのも至極当然ですねぇ。
おまけに千年ロッドは闇マリを主人と認めているような演出になっているし…。

 闇マリク:オレの主人格は千年ロッドの啓示を受けてはいない。オレだけが神の特殊能力を解読できるのだ。

千年アイテムは持つ者を選ぶ…。王様とバクラは会話能力のある妖精だったけど、他のアイテムはひたすら無言の妖精さん…っつか、人格のようなモノはないようですね。
でも千年ロッドは記憶を与える能力がある…。それはロッドが自分の意志で適切な素材を適切な相手にプレゼントすることが出来るんですね。
ある時は社長に哀しい記憶を、ある時は闇マリクにラーの特殊能力の秘密を…。
この意志決定みたいなコトは、どういう仕組みで行われているのでしょうか。
王がパズルで、神官がロッド…、つまりはアイテムの中で順位があるのなら、このロッドは位の高い部類に入るんでしょうね。

それにしてもせっかく召喚したラーをあっさり闇マリクに奪われ、おまけに吹っ飛ばされて負けるなんて…。
「残留思念」は服をはぎ取られてましたよ…、哀れだなぁ。バクラは主人の身体をどうするつもりなんだ?
肉体を取り戻せる算段でもあるのか?
お前が闇に消えるのは構わないが、可愛い獏良くんは元に戻してくれないとイケナイよ。

そんでもって杏子と遊戯…。
くそぅ、寝ぼけマナコの遊戯は、杏子が部屋に来たり、夜中に二人きりだというのに、顔も赤くしないなんて、演出おかしいよ(`´)。
原作ではどうなってんのかなぁ、気になるなぁ。
そして、無性に気になった言葉、「あたしだって、あなたのチカラになりたいのよ」
バカヤロウ、抜け駆けすんな! テレビで観るしか出来ない私らだって、チカラになりたいんだよ!!
杏子がチカラになるって、どういうことだ?
確か夢の中で王家の谷のう〜んと奥の谷に眠るヘンテコ神殿の中に入っていく王様の夢を見たことがあるから、きっと彼女も3千年前の記憶を持っているんだろうけど、だからって偉そうに前に出てくるな!とか思う。
お願いだから表くんの心配だけしてあげて下さい、頼みますよ…。
今更、杏子に焼きモチ焼いてどうすんだ、私…、これも風邪のせいなのか?



そんでもって、驚いたのは社長サマの美しい指…………。
この人…、イイモン持ってんなぁ〜と、マジで思いました。
こんな指で愛される王様は幸せ者じゃの〜と、本気で思いました。

隣のイスでうたた寝するモクバっちに、特製コートをそっと掛けてあげる社長…。
「モクバめ、こんなところでうたた寝して、しょうがない奴だ」とか思いながら、
「あいにく、オレのコートしかないが…、さほど重いモノでもないし、これでもかけておくか…」とフンワリ…。

このコートは静電気を空中に放電させる機能を持つ特殊繊維で編まれたコートなので、意外と軽いと遺跡馬鹿は思ってます。
シャツ一枚で寒くないのかと思いますが、肌が弱い社長が身につける黒のタートルネックは高品質の絹製なので、保温にすぐれ、汗を吸い取りやすいので、薄くても着こごち抜群なんです。

  モクバ:「兄サマ、まだ起きていたの? もう休んだほうがいいよ。明日は決勝戦なんだから…」
  社長 :「ああ…、わかっている」
  モクバ:「兄サマ…」

闇×闇対決も終わり、ホッとしたところで、社長の心情がド〜ンと語られました。

  社長:「オレは決勝戦を制する。デュエルキングの称号を手に入れた時、初めてオレは真の勝利者となるのだ。
      その時こそオレはオレの中に巣くう (海馬剛三郎) の怨念に打ち勝つことができる」

いきなり剛三郎……。
社長ってゴーインにマイウェイなイメージがあるけど、けっしてそうじゃない。
いつも心のどこかにビクビクと怯えた目をした少年がいて、今の社長を心配そうに見守っている。
ペガサス島でなんどもあらわれた彼を、ずっと気にしていたんだろうな…社長は…。
遊戯は「モクバが最後のピース」だったと言ったし、ひゅるる〜と姿を消させた演出に高橋先生もこれで終わりにしたいんだろうなぁとか思ったけど、私はなんだかひっかかるモノがあったので、今日のセリフを聞いて、「ああ、これを私は待っていたんだなぁ」と思いました。

養父のスパルタ教育を耐えるなら、普通なら人格を分裂させなければ、精神持たないのは当然でしょう。
社長自身は気がついてないようだけど…。
この気がついてないというところがポイントなんですね。
未来を信じる強い思い。未来さえも変えてしまった強い思いは、もう一つの心を守ろうとする強い自己防衛のあらわれ。
過去を振り返ることは、もう一つの心にツライ記憶を呼び起こさせてしまうコト。


王様の記憶も気になるけど、社長のトラウマ克服も応援したい、ぜったいに…。
ああぁ、やっぱ目が離せない。
なのに、アニメオリジナルストーリーですか…。
もう、好きにどうぞ、アニメスタッフ。お祭りネタを期待してますよ。

それはそうと、アルカトラズって、確かインダストリアルイリュージョン社のメインコンピューターの名前が同じ名前だよねぇ。
まぁ、いいけどさ。

それにしても、感想長すぎだぜぃ。なんと2610文字もあるよ(^_^;)


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