式場下見の報告を兼ねて一度結婚にまつわるモロモロを相談しましょうってことで両親の家に出向いた。 …とここでちょっとお願いです… 実はウチはちょっと面倒くさい。私は養女になっている。実母の妹夫婦(つまりはおばさんち)の籍に入っているのだ。でも諸般の事情により、普段は実家に住んでいて、たまに養父母のウチに出掛けていくのだ。でも結婚に関してはやはり養父母が主体となるので、今後も以前も私が「両親」と言う時は養父母のことを言っていると理解して頂きたいと思います。
式場に関しては二人で良いと思うところにしなさいとの事。招待客もすみれの交友関係を中心に来て頂きなさいという事を言われた。ありがたいことです。ただ田舎から出向いて下さるゲストの交通の便だけはきちんと考慮しなさいという事だった。
お次は結納のことで相談。以前両家の顔合わせの席で、私が「結納は両親が希望しているのでしたいと思いますが、するめなどの形式ばったものは一切なしで、結納金の変わりに指輪を頂き、私からは記念にして頂く時計をお贈りしたいと思っております。」と言うと、カレのお父様も「私どももそう考えておりました。」とおっしゃったので家族皆そのつもりでいたのです。もちろんカレとは事前相談のうえでの発言だったのでカレもそのつもり。ところが、一転カレのお父様が「結納最低限の3点は省略できないのでご了解頂きます」と言ってきたそうだ。
その3点とは、 1.指輪 2.結納金(半返しの分を差し引いた形で納めるので結納金返しは無しとして欲しい。ただし受取書をもらいたい由) 3.家内喜多留(やなぎだる) なのだそうだ。
困るなぁ…。うちはしきたりを重視するという気持ちがない。古くからの風習は尊重するけれども、自分達はもっと合理的でいいのではないかしらと日々思っているから。だから仲人さんもお願いするのは嫌だった。けれどもカレのお宅では「どうしても」という事なのでそれは受け入れた。結納も見合いとはいえ、正式な形での見合いは嫌だったのであくまで紹介という形に留めてもらった。その後の過程も形式に囚われる儀式は省略いたしましょう、という方針で進めてきただけに、ここに来てドーンと強い要求がきたのでたじろいでしまった。 ウチの両親は養女としてもらった娘をお嫁に出すことを許してくれる寛大さを見せてくれた。本当は婿取りが希望だったのだ。父の心情をチャートにすると、
結納金を受取ると受取書を渡さねばねばならない ↓ 領収書を渡すようだ ↓ 娘を売ったような気持ちがして嫌だ ↓ 結納の品々の交換の儀式は止めたい ↓ 記念品の交換(指輪と時計を贈りあう等)でいいのでは?
となっているようだ。私自身もそれが合理的で良いと思っていたし。でも一般的には男性側の「しきたり」を尊重するようにものの本には書かれているし…。
あ〜面倒くさいです。同じ県同士でも出身地で考え方や風習も違うし、、、、、、 まぁあまり先方の申し出を拒否するばかりもどうかと思うということでもう少し話し合いましょうという事にした。
あと結婚して住むところについて。 カレは東京に住みつくつもりは全く無い。私はあわよくば…と思っていたのでショックだった。でも仕方ない事とあきらめた。でも賃貸で部屋を借りるという話しを漠然とカレとしていたハズだったのに、カレが急に「社宅」という提案をさり気なく出してきた。正直「いろいろと面倒くさいし、通勤圏のハズレにあったりすると嫌だなぁ」と思った。けれど経済的な面も合わせて考えればワガママは言えないのかなぁってなんとなく受け入れるつもりだったのです。でも以外と両両親ともこれが「×」だった。そのうえ「結納金をくれるつもりならそれを頭金にしてマンションを買うようにしたらいいのに」と言い出した。そりゃぁ私はそのほうが良い。でも肝心のカレはそんなつもりはないと思う。転勤族だし。このお部屋問題はカレに相談しなければ…。
家財道具のお仕度のことも両親が心配してくれたけど、これは住むところ具合によって違うし…様子をみて住むところが決まったらまた相談しましょうと言う事になった。
最後に、私の両親の家にあるピアノの事。私はこのまま置いておいてもらうつもりだった。転勤の度に持ち歩くのが大変だからだ。でも父が「せっかく「すみれに買ってやったものなので置いていかれてしまった姿が目に入るのは寂しい」と言う。そこでもしピアノを持っていかないなら、残念だけど処分をするという事を言い渡された。
これはショックだった。
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