夕飯の後片付けが終わった後、
ビールを飲みよった旦那さまの隣に座ったうち。

どうやら、立て続けにビールを２本飲んだところ
気分が悪くなってしまった旦那さま。
寝っ転がろうとする旦那さまに膝枕を求められたんじゃ。

うち膝枕するの嫌いじゃないんじゃけど、
“膝枕をすると身動きがとれん”けぇ
それが困るところ。

じゃけど、この後する事といえば
お風呂に入って布団に入る位じゃったし、
だいたいの場合、5分位すると
「寝にくい〜。」
とうちに移動を要求するけぇ
『今回もそうじゃろうの。』
と思うてしてあげる事に。

そう思いよったら、
今回は珍しく移動要求をする前に寝てしもうた旦那さま。


10分後、
『この体制で寝るとは
　ほんまに酔っ払っちょったんじゃのう。』


20分後、
『よぅ、寝ちょるの。寝にくくないんかの？』


ここまでは余裕じゃった。



ところが30分後、
『う、うわぁ〜。』
旦那さまの頭の重みで血行が悪くなった脚が痺れてきた・・・。

今、旦那さまの頭を動かしてしもうたら起きるのは確実。
『こがにぐっすり寝ちょるのに起こすのは・・・』
とは思うたけど、うちの脚も限界が近づいてきちょる。


『どうしよう・・・。』
と思うたその時
旦那さまの携帯が鳴った。メールの着信音。


それに反応して起きた旦那さま。
『今じゃぁ！！！』
とタイミングを見計らって
旦那さまの頭の下に手を入れ、脚を脱出させ
頭をそっとおいた後、
「はい。」
と旦那さまにコタツの上に置いてあった携帯を渡したうち。

旦那さま、自分の携帯にメールがきた事は
わかっちょったみたいじゃけど、
“携帯＜眠気”じゃったみたいで
携帯を持ったまま再び眠りに入ってしもうた。

『うわぁぁぁぁぁぁぁ！』
心地良く眠り旦那さまの顔を横目に
脚の痺れと悶絶するうち。

『酔っ払っちょる時に膝枕したら大変な事になる。』
という事を頭の中にシッカリと刻み込んだうちだったんじゃ。


『それにしてもメールがきて、助かったわ。』

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2004年12月14日(火)　大きな勘違い
2003年12月14日(日)　お江戸でござる　２日目