朝、病棟の廊下を歩いちょった時の事なんよ。

ふと向こうを見ると数週間前から入院しちょる
患者さんが向こうから歩いて来たんよ。

すれ違う瞬間に
「おはようございます〜。」
とゆうて軽く会釈をしたんじゃ。

次の瞬間その患者さんから
「おはようございます。」
とたどたどしい日本語で返事があったんよ。

数歩歩いて
「しもうた！！！」
と思うたうち。

実はその患者さん両親は日本人らしいんじゃけど、
生まれは日本で無い某国。
（注　北朝鮮じゃないで〜。）
育ちもずっとその国。何と入院した時には
“全く日本語が話せんかったんよ”
（ちなみに英語は出来るけぇ、看護師は電子辞書片手に会話（笑））

旦那さんは日本人じゃけぇ、苗字は日本の苗字。
両親も日本人じゃけぇ、見た目ではほんまにわからん。


『思いきり日本語でゆうてしもうたわ（苦笑）』

ほいじゃけど、うちの挨拶は通じた模様。
どうやら最近、少しずつ日本語を覚えてきちょるらしいわ（苦笑）

何だかんだゆうて一番偉いんはその患者さん本人かもしれんのぅ・・・
と思うこの頃だったんじゃ。

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