今日は病棟でのシーツ交換の日。

看護師さん達と一緒に患者さんのシーツを交換して回っとったんよ。

その中でとある部屋に入った時の事なんじゃ。
どこからともなく独特の匂いがしてきたんよ。

はじめは
『何の匂いなんじゃろう・・・』
と思いよったんじゃけどそのうち
『らっきょうの匂い』
である事に気付いたうち。

『誰かが朝ご飯の時にらっきょうを食べたんじゃろうのぅ・・・』
と思いつつ作業を進めよったんじゃ。
そん時は対して何も思わんかったうち。
ほいじゃけどその直後、
とある看護師さんがその部屋のとある患者さんのシーツを
はがそうとした時なんじゃ。

布団をのけてシーツをはがそうとすると・・・

異様なまでのらっきょうの匂い
そん直後にそこのシーツをはがしよった看護師さんが
「この匂いは何？」
と言いよった。
ちょうどその時そのベットを使ってる本人が部屋に帰ってきたけん
「○○さん、シーツに何かこぼした？」
と聞きよったんよ。

そしたらその○○さん予想通り
「朝、らっきょうを食べようとして
　こぼしてしもうたんよ。」
という答えが返ってきたんじゃ。


実はらっきょうが苦手なうち。
（食べられないわけではないんじゃけどの。）
何で苦手なんかゆうたら何ちゅうても
“あの匂いが苦手なんよの・・・”

その部屋から漂う“らっきょうの匂い”に半泣きしながらも
『今度からこぼさない様に気ぃつけての。』
と心の底から思うたうちだったんじゃ。

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