| 2003年07月22日(火) |
勘違いしてしまいました |
電車の中で斜め前に座っていた青年は、雑誌を見ながら携帯電話に何かをメモしているようでした。バイト情報誌か何かの類かなーあ...と思いながらも真実は定かではなく、その雑誌が何なのかとても気になっていました。
整髪料でセットしたウェットな髪は肩につくかつかないか程度の長髪。といっても決して汚い感じはなく、ちょっとしたデルモ系です。そして無精髭なんか生やしやがって今時の若者全開ですよ。顔は羨ましいほどにサッパリとしていて「僕の好きな食べ物はベーグルかな...」なんて平気な顔して言うのが、とてもお似合いみたいなみたいな。バンドでいうなら『くるり』、出没スポットでいうならば『吉祥寺』みたいな彼ですが、そんなことよりどんな雑誌を見ているのか、その真実が気になっていた訳で...。
で、その真実を知る瞬間がやってきて驚きました。彼が東急ハンズの袋の中にそれをしまおうとした時、チラリと見させていただいたのですが...、バイト情報誌と思っていた俺の妄想とはかけ離れ、実際のところはエロス系同人誌でした。しかも表紙に裸体イラストが載っているほどに明らかな。嗚呼、エロス。エロスエロスエロス。走れエロス。止まってしまえ!東横線！それくらいショックだったっつうの。秋葉原系じゃん。
きっと彼の髪は整髪料ではなく、梅雨時でベタベタしていただけかも...。伸ばし放題に伸びきっているだけの長髪なのかも...。ヴィンテージに見えていたジーンズは何年も履き続けた田中洋品店でかった無名のジーンズかも...。イングランドメイドに見えていたニューバランスはもちろんニーズな国々で大量生産された奴だ、そうに違いない！着ていた白いポロシャツは良く見ればユニクロで売っていたような気がするぜ！
エロスなオタクが悪いなんて言ってるんじゃない、秋葉原が悪いなんて言ってるんじゃない。マニアック万歳！オタク万歳！電波系万歳！アキバ万歳ですよ、ホントに。ただ...、同人誌を読んでいた青年を見て『くるり』なんかが頭を駆け巡った自分が憎い。勘違いも甚だしいっつの（笑
誰か俺を見て永瀬正敏だ！！！とか言わねぇかな...。
言わねぇYO。それくらいの勢いで。
東横線は特急で。嘘です、急行で。
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