×追伸、また会いましょう×
ひろ



 漠然とした不安がアタシの心を

先週から学校休みっぱなしです。
休んでばっかりです。
1年の友達からはメールすら来なくなったよ。
あはは。
メンタル人間ですから。
世の中から隔離された狂った人間ですから。


不安だよ。
毎日が不安でいっぱいで逃げたくて、逃げて、後悔して。
手首でも切ったり、薬でも大量に飲めば、世間的に精神病患者相応の事をすれば、病院へ搬送されたりして、「辛かったんだね」とか声をかけてもらえるのかも知れないけど、出来なくて、やらなくて、嫌で。

自分は強くなくちゃいけないって思い込んで。


父親の退院が決まりました。
金曜日に、父親の入院中の病院へ行って、カウンセラーの人と、家族3人で話してきました。

酒は抜けてても、父親の性格は相変わらずで。

音楽漬けで大変だけど楽しかった気分や心が一気に冷めて。
逃げたくなった。
この世から。
全てから。

退院したら、おそらく父親は酒を飲むだろう。
そして、入院する前よりも酷い惨劇のような毎日(なんて言ったら大袈裟すぎるだろうけど)がやってくるんだろう。

そしてアタシはあの言葉を口にするだろう。
「死にたい」って口にするんだろう。

生きていたい理由も、夢も、何もかも忘れて。
口にするんだろう。


バッタリ、ナイスタイミングでやってきたテスト週間。
中間テスト期間。

理論が解らない。自己嫌悪。
何も解らない。
もう、知りたくないのかもしれない。
解らない事を望んでいるのかも。

…何も知らなかった子供の頃が、一番幸せだった。


物分りのいい大人になんて、なりたくない。
それならずっと、幼稚園児でも何でもいい。

辛かったら、泣き叫びたい。
嬉しかったら、正直に笑って喜びたい。
嘘偽り、相手の機嫌なんかとりたくない。


『ロリィタ』は。
そんな、ずっと子供でいたいと願うアタシの自己主張なんだろう。

子供のような、フリルのついた洋服を身にまとって。
小さな子供のように、ぬいぐるみと戯れて。


現実は、そう理想どおりになんて行ってくれない。

アタシは、あれほど嫌った酒と煙草をもう経験したし。
煙草はやめたけど、酒は飲むし。
父親はアルコールに依存したけど、アタシはお薬依存症。

ロリィタをしていたって、アタシはどっちにしろ、年齢を重ねて行って、誕生日が来るたびに「大人」に近づいていく。
今のアタシは、もう16歳と8ヶ月で。
4ヶ月とちょっとでもすれば、17歳になってしまう。


自分の、どうしようもない気持ちをどうにかしたいと思った。
救ってくれた、歌に縋った。

でも思い通りには、やっぱり行かなくて。
ギターもキーボードも人にお見せできるほどの腕も持ち合わせない、中途半端だって言う、この現実。
歌も、1年の中で一番ヘタクソだろう。
だって、いつまで経っても、どれだけやっても、ボイトレやっても、上手くならなくて、声は細くて、出なくて…。

理論だって解らなくて。
周りのみんなが問題を解く音に脅えて逃げた。


こんなアタシを救ったり、この暗い場所から浮かび上がらせる手立てなんてあるんだろうか。少なくともアタシは知らない。
明日、学校へ行けば、嘘っぱちの、出来上がったアタシが笑うんだろう。「おはよう」って。
マイクを持って、声を出す。
誰が歌ってるんだろう。
少なくとも、アタシじゃ、ない。

2004年06月01日(火)
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