Kumsta kayo?(富山編)
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2003年04月20日(日) あの国を思う


「母と娘(アナック)」という映画を観ました。

フィリピン人の家族の母親が香港へ出稼ぎに出て、帰国後その間に出来た溝によって家族とすれ違ってしまう物語。
この話は実話が元になっている。
実際、フィリピンは出稼ぎの国で男は中東へ肉体労働者として、女は香港、台湾などへ家政婦として約600万人が出稼ぎをしている。

香港で日曜日に集まっているフィリピン人も見かけました。

国は外貨獲得、国を潤す財源として帰国時の免税制度などもある。

久しぶりに聞くタガログ(フィリピン)語とフィリピンの風景、なつかしい。

この映画はこの国が抱える問題、誰にも身近にある問題を扱っている。
家族のためにお金を稼ぎに行ったのに、もっと大事なものを失ってしまう。

日本は、家政婦などの就労を認めていない。
エンターテイナー(歌手やダンサー)ビザによって就労が許可されている。
本来このビザでは接客はしてはいけないことになっているが実際はしています。
年々ビザがとりにくくなり、日本に来るにもプロモーターに多額のお金を払わなければいけない。
みんな家族のためにがんばっています。
日本でフィリピン人を見ても暖かい目で見てあげてください。

もし、あなたにフィリピン人の友達がいたらこの映画に連れて行ってあげてください。
フィリピン人は入場料1000円です。

更新 4月20日 22:10


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