LORANの日記
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ここ数日間の不順な天気が、回復してきました。
いま外房では、薄日が差し始めたところです。
今朝、仲間の二人から富士登山のメールがありました。
須走り登山口から、携帯電話で撮った写真が添付されていました。
この天気なら、今回の富士登山は成功疑いなしでしょう。
山頂からの大パノラマも、きっと楽しめます。
私が富士登山したのは、48年も前のことです。
当時中学生だった私は、高校生だった兄に誘われて登りました。
兄は2回目の登山だったので、安心してついていきました。
登山靴などは無く、御殿場口途中の砂走りのため、地下足袋でした。
行きは大雷雨でしたが、帰りは好天に恵まれました。
富士山山頂からの眺めは、さすが日本一だと思いました。
地元富士市に住んでいると、富士山と東の愛鷹山(標高1500m)が、
ほとんど同じ高さに見えますが、山頂からだと足元にうずくまって
いるように見えて驚きました。
8月になり、お盆過ぎになると、富士山に登る人は少なくなります。
海が次第に荒れててくるように、山も天候が変わりやすくなります。
富士登山の季節が終わると、富士山に静けさが戻ってきます。
10月になり、空気が澄み切ってくると、空はとても高くなります。
雲が無く、月も見えない夜、富士山5合目まで車で行きます。
シートや毛布を持って、駐車場からしばらく登ります。
適当な平らな場所を選んで、そこへ横になります。
空には満天の星が煌めきます。
「天の川」の小さな星が、一つひとつ数えられるほどです。
しばらく、別の世界にいるような気分になります。
あの星空を見てから、もう10年が過ぎ去っていきました。
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