LORANの日記
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2007年07月28日(土) 外房は稲穂が伸びています。


今日は仲間が、お見舞いに来てくれました。

病気ではなく、ケガの治療と言っていたのですが、わざわざ来ていただいて

感謝しています。


今日の午後は、強い風が吹いています。

房総半島には大きな山や山脈が無いので、海からの風が吹きぬけています。


周囲の水田の稲は稲穂が伸びて、すでに黄色になっているところもあります。

全国でも有数の早い田植えの地帯ですから、あと1ヶ月で収穫です。


1週間前に愛媛県松山付近の水田を見ましたが、稲の丈が低く、そのまま

田の水が見えました。


同じ稲作でも、地方によって大きな違いがあります。

ただ、どこへ行っても、田畑にいるのはお年寄りばかりです。


いつまでもお元気で活躍されているのはいいことですが、若い後継者が農業

から離れていくのは、単に時代のせいにしてはいけないと思います。


円高が始まってから、人件費の比重が大きい産業を中心に、人件費の低い

海外へ工場を移転する傾向が加速しました。


以前と比較して、電化製品などが、従来の数分の1の低価格になりました。

価格破壊と言って、材料費と人件費と諸経費の合計を無視した値段になりました。


安いことは消費者にとっていいことですが、日本国内に工場が無くなったら、

雇用が減少して、失業者が増えることになります。


自分たちの将来を考えたら、雇用が確保できるような産業の育成が大切です。

ただ安ければいいのでは、自分の首を自らが絞めているようなものです。


農家が減少すれば、農産物の供給を輸入に依存する割合が増加します。

1軒の家庭の経済を考えれば、家庭で料理しないで、外食専門になると同じです。


こんなことになれば、お金は海外へ流れ出してしまいます。

自分のことは自分でするのが、すべての原則です。


食料の自給は、例え2倍支払っても、皆で実現しなければなりません。

農家も工夫して、自立への道を探らなければなりません。


貿易の自由化は、両刃の剣です。

日本と言う国を大切にして、我慢すべきところは我慢しましょう。



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