LORANの日記
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2004年07月14日(水) 物差し

私たちは一人ひとり自分の物差しを持っています。
この物差しは自分と相手を計ります。
「良い」とか「悪い」とか、「正義」とか「悪」とかを決める物差しです。

自分の物差しは親から与えられたものです。
親と同じ価値観を持っているのはそれが原因です。

日本人という民族、国家の物差しも持っています。
テレビや新聞はこの物差しで記事を書いています。

仏教、神道という日本に根付いた宗教の物差しも持っています。
それに儒教の教えも物差しになっています。

私たちは自由に考え評価していると思っていますが、これらの物差しに合わせて
評価して生活しています。 決して自由な考えとは言えません。

他の国家や民族は同様に独自の物差しを持っています。
これらの物差しは一致しないこともありますので、争いの原因になります。

牛を食べてはいけない宗教や、豚を食べてはいけない宗教があります。
肉を食べても鯨やイルカを食べない国があります。
イヌイット(エスキモー)の中には、鯨に蛋白源を依存している種族もあります。

同じ宗教を信じる者は保護しても、他の宗教を邪教と敵視する宗教もあります。
神様を信じてはいても、宗教の教義という物差しの相違があります。

国家という物差しが優先して、少数民族の存在を否定されることもあります。

「正義」と「悪」の判断を各自の物差しでしているのですから争いが絶えません。

自分の物差しを相手にも理解してもらいたいなら、相手の物差しも認めなければ
なりません。

自分の「正義」だけにこだわっているのは、他の人を受け入れられないことによります。

人間の各自の物差しに固執していたら争いが無くなることはありません。

この宇宙を創造した存在の物差しに任せたら、きっと平和になるでしょう。


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