飛翔睡夢
ゆうちゃんによる姉妹日記

2002年02月02日(土) 視界。

もともと、誰しもが空を見上げれば地面を見ることが出来ない。
枝葉を見れば木の全体を見ることは出来ない。
箱の中の羊は見えない。

目に見える物が全て?
自分には見えない物の方が多いとしか思えない。

ちなみに幽霊も神様も運命も、ほんのりと信じています。
そして明日の天気は45億年前から決まってるだろうとも思います。

でも自分は自分の目で見える世界で生きて行くしかないわけで。
普段からめちゃくちゃ自分の視界が狭いなぁ、と思っています。
何故か駅で昔の(そりゃもう連絡先わかんなくなるくらいの)
知り合い見つけることが多いんだけどそういうことじゃなくて。
気にしいだと言われることもあるけど気を付けてて見えてるのが
あの程度ってコトは気を抜いていたらば言わずもがな。
隣に居てくれる人でさえ、たまに見えていない。

自分は、空ばかり見ているから。

いつも空を見上げて、しばらく空を見ていないことに気付く。
今日の空を見上げたときに、昨日の空の色を思い出せないことに気付く。
夕焼けを見て青空を、夜空を見て夕焼けを、思い出せないことに気付く。

そして、空を見上げていると地面が見えないことに気付く。自分ばかり見ていたら君が見えないことに気付く。君ばかり見ていたら自分が見えないことに気付く。それでも私は今は、君を見ていたい。


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