でもまとまらない。答えが出ない。 だからまた考える。 少し、まとまる。何か言葉を見つける。 その、繰り返し。
以前は、考えていたことを忘れてしまうのが惜しくて、でも忘れてしまうから、書き留めるのに必死だった。 けれど、いつのまにかそれをやめていた。 ネットに書いたことは見られる。 見られることを意識しすぎて、ネットで書けなくなった。 そうしたら、なぜか、見られるはずのないメモ帳にまで、書くことをやめていた。 落書きさえ、ほとんどしなくなった。 そしてある日、人と語り合うことさえしてないことに気付いた。 話はする。 けれど、自分1人では答えの出ないことを人に聞いたり、自分の思うことをぶつけたり、しなくなっていた。 語らない言葉は宙に浮いて消えてしまう。
だから、また、書き留めようと思った。
それが、もう1つの日記を書き始めた理由。
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