恋愛至上主義
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人生最後の文化祭。 現在10/23 PM 0:50 17日の日記なのに、今日になるまで書けないでいました。 それはやっぱり「終わった」事を認めたくなかったから。 日記に書いてしまったら、それはもう終わりという事で、 事実上終わってるんだけど、まだ認めたくなかった。
2年生の文化祭が終わった時から意識し始めた引退。 クラブ活動をしてこなかったあたしにとって、引退というのは初めての経験で、 その悲しさなんて想像もつかなかった。
当日、天気が凄くよかった。 前の日まで肌寒い日が続いていたのにとっても暖かかった。 11時くらいに学校についてアッツ達とダンス部の舞台を見た。 ダンス部では後輩が3年生に舞台上でお礼の言葉を言っていて、 それを見たとき、「ああ自分もあと2時間後には引退なんだ」って思った。 ちょっと泣きそうになった。
軽音部の演奏は12時50分からで、12時30分には楽器を運び出さなきゃいけないから12時20分に部室集合だった。 あたしは15分くらいには体育館から出てトイレにいって化粧を直してから部室へ。 そしたらもうユミも来ていた。 緊張している?って聞いたらやっぱりしてないって。笑
そのあと楽器を運んでセッテイング。 舞台の上はすでに熱気で凄く暑かった事を覚えてる。
リハでは自分の出番までは凄く長かったのに、本番は本当にすぐだったなぁ。 SAの時でもそうだけど、あたしは自分の出番前に舞台袖で暴れまくって、 そのせいで自分の歌の時に息切れがしている状態で今回も歌いました。 ほんとばかだ。 でも自分の出番までの間も舞台袖のカーテンの間から客を覗き見したり、 知ってる子に手を振ったりして凄く楽しんだ。 最前列真ん中に去年も盛り上げてくれたうちのクラスのK君達が陣取ってて、 その子たちと、ミキちゃんの友達がスゴク盛り上げてくれてたので演奏する側も盛り上れた。
歌っている1年を舞台袖から眺めていて、ノリ方が小さいなぁ、 とか、ギターもベースももうちょっと動けよ〜とか思って、 先輩もはじめて舞台に立つあたしを見てそう思ってたのかなって思った。 こうゆう風に、先輩から後輩へと受け継がれていくんだね。
自分の番。 練習では何度やっても合わなかった三分の1の純情な感情のイントロ。 前日リハでさえ合わなくて、とても緊張していた。 ちょっと特殊なテンポのギターに合わせてボーカルが入る。 本当に焦ってた。 合わなかったらどうしようって。 でも、合いました。 最後の最後で入れた。 マジで嬉しかった。 テレビとかでよく、最後の最後でうまくいくっていうのを見ていつもやらせだろって思ってたんだけど、こういうことって本当にあるんだ。 嬉しかった。
3年生は夫々Tシャツに名前と一言を書くんだけど、 あたしはそれを「ちっちゃいけど3年」って書いたの。 そしたら3分の1とバニラの間のMCの時にやっぱりつっこまれて、 絡んでくれたので受け答えとかしてた。 去年は照明がボーカルに当ってたから光で前が見えなかったんだけど、 今年は1年が照明係りでまだ慣れて無いから、正面を照らさずずっと動いてて、 しっかりと客席を見る事ができた。 やっぱり緊張はなかった。 泣くかなって思ったけど歌ってる時は泣かなかった。 すっごいのれた。 動きまくって息切れした。 自分がやる2曲はあっというまに終わってまた舞台袖から観客を観察。 桃ときてくれてたんだけどどこにいるかわかんなかった。 それと、元彼と。
everythingが終わって、一旦カーテンがひかれて、アンコールの準備。 リハでは時間が全然あまらなくて、オリジナルの夢はできなかったんだけど、 今日は、15分も時間が余ってて、できることになった。 それをきいて泣いてしまった。 SAのために皆で作った思い出の曲。 絶対時間が足りなくて出来ないと思ってたのに、できるんだ。 最後の最後に、この曲を、って、思ったら泣いてしまって、 幕があがった時からマジ泣きで自分のパート歌えなくて、 そしたら「ガンバレー」とか応援されて、それでまた泣いちゃって、 ぜんっぜん歌えなかったw
覚えてるのはここまでくらい。 そのあとはあんまり覚えてないなぁ。 とりあえず終わって、最後の曲「ここにいるぜぇ」をして、 幕が閉じて、楽器運んで〜・・・
人生最後の文化祭は本当に最高でした。 軽音に入って、本当に色々あった。 本気で腹が立ったことも、悔しかったことも、悲しかった事も、嬉しかった事も、 辞めようと思った事も、全部全部イイ思い出で、後輩も先輩もいい人たちで、 今まで何かを頑張るということをしてこなかったあたしも、 このクラブで頑張れたし、色んな経験をさせてもらった。 顧問に本気で楯突いた事もあったけど、見捨てられなかったし、。 ってゆうかあたし生活態度悪いし髪は明るいままだったし、 言う事きかないし、よく見捨てられなかったなぁ。 出番前に「楽しめよ」、終わったあとに「楽しんでたなー!」って言ってもらえたし。
もしも今、あたしが死んでしまっても、悔いは無いと思う。 軽音部で今まで経験してきた事以上に良い経験は無いと思うし、 軽音部で経験した事以上に感動する事もないと思う。 あたしは十分すぎるくらい素晴らしいものをたくさんもらったから。 そのくらい、あたしにとって「軽音部」は大切なものだから。
つーか今日はこのあと担任と大喧嘩しますた。
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