あまいせいかつ

2003年12月22日(月) 愛の酸化

主婦のお友達、数人と久しぶりに会いました。

前回会った時はずいぶん前ですが、
夫に対する猛烈ラブラブぶりにおったまげた記憶があります。
しかし、今回は夫に対する憎悪メラメラぶりに
おったまげてしまいました…。

どうも脳内を占める恋愛感情度が100%だとあっという間に、
酸化してしまい憎悪に変わってしまうようです。
そりゃそうです。
寝ても覚めても色恋沙汰ばかり考えていたら、
どんなに皺の少ない脳でもあっという間に、その相手に
飽きてしまうのは目に見えていますよね。

一生同じ相手に欲情する人間は、ちょっと精神的におかしい
というのを本で読んだことがあります。
なるほど、欲情とマンネリは反比例するものなわけです。

それでは愛の酸化を避けるためには、どうしたらいいのでしょうか。
それとも酸化するたびに、別離をくりかえすしかないのでしょうか。
それは若さを美徳とする、日本人の習性上難しいような気がします。
老人が新しい恋愛を始めることを良しとしない日本では、
別離を繰り返すうちに孤独になってしまいそうな杞憂があります。

ということは持ち駒(伴侶)をキープしつつ、
よそでこっそり愛の水中花を開かせるのがいいのでしょうか。
しかし、その水中花を持ち駒に見られた場合、包丁で刺されたり、
三行半をつきつけられたりするという危険性もありますよね。

結婚30年という夫婦に、夫婦円満の秘訣を聞いたことがあります。

「わたしたちは反恋愛至上主義なのよ。」

彼女たち曰く、ふたりとも恋愛は結構苦手で恋愛初期時特有の
ドキドキが苦手なのだそうです。
そしてふたりとも50代ですが、別々の仕事、別々の友人をもち(もちろん共通の友人もいるようですが)、ふたりの関係はハタからみて、仲の良い友人の最上級といったところでしょうか。
脳内を占める恋愛意識が少ないと酸化は免れやすいのかもしれません。

( *`0´) ~♪あなたのー萌える手でぇぇぇぇ
( *`0´) ~♪わーたーしーを抱きしめてぇぇぇぇ

あの…。
萌えない手のほうが良いような気がするのはアタシだけでしょうか。


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