まろやかな日々
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夜、PCのニュースを見ていたら 韓国の卵子斡旋事件の記事があった。 TVでもやっているのかな。それは見てないんだけれど。 なんか、やりきれなかった。。。
遊ぶ金ほしさに、卵子を売った韓国の女性。 買ったのは、日本の不妊女性。
そういえば、精子バンクってあったよね。 卵子の提供だって、合法的であれば問題ないんだよ。法的にはね。 今回は、金だけが目的の 身体に何の配慮もない、不法な提供ということ。 精子も卵子も 合法的な提供か、不法提供かの見極めは非常に難しく 今回の摘発が社会に与えた影響は大きい。 どちらにしても、それだけ需要が高まっているということなんだね。
でも。。。 そんなに簡単なものなのかな。 売る方も、買う方も。
売る側には、薬で無理矢理大量の卵子を採取するから 卵巣過刺激症侯群になる危険性があるのに。 実際に患っている女性もいるみたいだし それでも、身の危険を犯してまでもお金が欲しかったの?
買う側の気持ちも解らない。 自分と愛する人の子どもだから産みたいんじゃないの? 知らない人の子どもでも、自分のお腹で育って出産を体験出来ればいいの? 確かに、自分のお腹から生まれれば 戸籍上は自分の子どもになるけれど。。。 それとも 自分の遺伝子じゃなくても、愛する人の子を残せればいいの???
自分の子じゃないのなら リスクを犯してまで、出産などしないで 養子もらえばいいじゃないって、思ってしまう。
もしかしたら、体外受精を受けるかもしれない私。 それだって十分、自然の摂理に反しているじゃないかって言われるかもしれない。
でも、私は解っている。 私は、私と彼との子だからこそ この手に抱きたいのだと。 愛しているから、彼と私の子が欲しいのだと。
そして、授かることは奇跡であり 奇跡だからこそ、もしかしたら 諦めなければならない場合もありうるコトも。 自分で、「おしまい」を決めなければならない時が 来るかもしれないコトを。
だから、何だか悲しかった。 裏切られた気さえした。 同士ともいえる、全ての不妊女性たちの一部が こういう選択をしていたこと。 ココロの葛藤があっても、苦しくても 誇りを失わず、正々堂々と闘ってほしかった。
需要がなければ 供給されるはずもないんだよ。 性の売買もしかり。
私は、自分が選択したことに 誇りを持って生きていきたい。 真剣に選びたい。
これからも、ずっと。
あの頃私は。。。
2002年11月08日(金) OB会&お祝い会
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