まろやかな日々
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10月以降、ずっとご無沙汰だった習字教室に 久しぶりに行きました。
センセイは優しく迎えてくれました。 でも、新しい本も来ていました。 その本を見たら、表紙に「悦堂追悼号」とあって。。。
悦堂先生が亡くなられていました。 10月の終わりに。 以前から、よくないとは聞いていたけれど 思いもかけないことで、とてもショックでした。
悦堂先生は、私が所属している書道会を立ち上げた人です。 私が習字を始めた時にはもう、会は50周年を迎えていて 支部もいっぱい出来ていて、悦堂先生は雲の上の存在でした。 だから、悦堂先生と話したことは殆どないし 悦堂先生も、私のコトなど全く知らなかったと思います。
でも、忘れられないことがあります。 私が所属する支部で毎年書道展を行なっているのですが 開催期間中、台風が上陸しているにもかかわらず 遠方からはるばる見に来てくださったのです。 その時に「約束したからね」って笑ったのが、とても印象的で。 熱心に見てくれたのが、とてもうれしかった。
風貌が、ちょっとおじいちゃんに似ていた悦堂先生。 86年の生涯。 いろいろなことがあったんだろうな。 ココロから、お悔やみ申し上げます。
高野切を基にした、のびやかで美しいお手。 独特の作風が、大好きでした。 ずっと忘れません。 ありがとうございました。
あの頃私は。。。
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