まろやかな日々
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2002年08月03日(土) きぬ@家族旅行

家族で、みんなで写真を撮らなくなってどれくらい経つのだろう。

もしかしたら、妹の七五三以来かもしれない。
いつも誰かが、残りの3人を撮っていた。
それもいつだかなくなった。

「みんなで泊まりに行こう」って、父親が言い出した。
滅多にないことだ。しかし言いっぱなし。
いつもいつも、私や母親が宿の手配をするのだ。
家を出る私の為に、最後の思い出を作ろうとしてくれたのだろう。
だからって、どこに行くわけでもなく
ただ泊まるだけなのだけれど。

宿を手配した所で、妹が行かないと言い出した。
彼女は今、父親が嫌いなのだ。
家を出る私にとって、それは思い出すだけで涙が出てしまいそうな程
とても悲しいことだ。
父親には何もないから・・・。
本当に1人になってしまう。
でも、それは今彼女に言ったところで解ってくれるハズないので
彼女は諦めて彼を誘ってみた。
しかし、彼もシゴトを休めなかったので
結局そのまま3人で行くことになった。

川治温泉は本当に何もなく、ただ宿のよさが際立っていた。
お昼頃から激しい雷雨が続き、ますますどこにも行けなくなってしまったし。
けれど、ご飯は美味しくお風呂も快適で
本当に久しぶりに3人で川の字になって寝た。

そして、次の日
お土産を買って家に帰った。
ただそれだけ。
でも、何だかとても穏やかで
それだけでよかった。
何もなくても、幸せなのだ。
これだけでも、私たちのココロの中には
この2日間のコトが刻まれるのだろう。
明日からまた、普段どおりの毎日でも。

写真は、撮らなかった。
ぼんやりと、冒頭のコトを思った。
来年はきっと、彼も一緒に旅に出る。
そのときには、きっと。







あの頃私は。。。

華泉 |MAIL
まろの気まぐれ日記
まろ様へ
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