まろやかな日々
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私と彼は、周りに言わせると 「趣味が合わない者同士」なのだそうです。 先日、彼が結婚を報告した人たちにも 相手が私だと知るに付け、「趣味が合いそうもないのにねぇ」と 不思議そうに言われたとのこと。 確かに、好きなものは違うけれど それで不便さを感じたコトはありません。 ハナシのズレもないし、反って 自分の知らないことを話してくれるから、とっても楽しいのです。
昨日、衣装合わせの後に 入選した私の書道作品を見に行きました。 彼は、書道の作品をあまり見たことがありません。 去年、私が習っている教室の展示会に来てくれたのだけれど あまり解らないと言っていました。 でも、私が「行こう」と言えば付き合ってくれます。 私が好きなものなら、余計に。 私も、そんな彼の気持ちが解るから 彼に少しでも楽しんでもらいたくて、一生懸命になるのです。 『文字を見るんじゃないんだよ。作者の表現を感じ取るんだから』 それを、彼が理解したのかは解らないけれど 彼は楽しんでくれていました。 「あ、あれいいね」って、彼が言うのが とてもうれしかったの。
だから。 大丈夫だと思った。 私の全てを。 彼の全てを。 認めあえる関係になれると。 趣味なんて同じじゃなくても、それが揺るぎなく2人の間にあれば 絶対、上手くいく。
それにね。 趣味が全く違うわけではないのよ。
あの頃私は。。。
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