まろやかな日々
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愛する人には、寛大でありたい。 でも、彼の女友達には寛大になりきれない。 いつも、不安が付きまとう。
電話では、涙を上手く隠せるようになった。 意地っ張りな私は、「大丈夫」というコトバをよく使う。 それは魔法のコトバ。
友だちをほっとけない。 気持ちはよく解る。 私もそうだから。 でも。 素直に頼ってくる人に、魅力を感じないのだろうか。 意地っ張りな私よりも、脆く儚い人を 守り支えたいと思わないのだろうか。
あの人のように。
「どこにも行かない」と言った2日後に告げられた別れ。 いくつも重ねられた嘘の果てに解ったコトは ずっと前から、私ではなく別の人を想っていたという事実だった。 それは、2人の共通の友人。 明るさの裏に、脆さと儚さと寂しさが見え隠れする人だった。 私は、2人の付き合いに寛大だった。 けれど、2人の親密さに恐怖も感じていた。 恐れていたコトは現実のものとなり、私は今でも あの日の、辛さが忘れられない。
彼は「自分の気持ちはそんじょそこらの『好き』とは違う」と言う。 信じている。 彼も、彼の周りの人も。 それ以上に、私の彼を想う気持ちは誰にも負けない自信がある。 でも。 時折、不安の波が押し寄せるのだ。 その度に、私は恐怖に怯え踞る。 縛りたくないのに。 寛大でありたいのに。 彼を、深く想うが故に。 でも、癒してくれるのもまた 彼しかいないから。
どうか。
どこにも行かないで。
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うん。 ずっと一緒だよ。
あの頃私は。。。
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