「五条大橋に舞う白ゆり剣士の羽衣　義経伝」
観てきました〜！！！

感想は一言で言うと、面白かった！！
かなりね、不安だったんですよね。
チケット取ったときに、連絡もなかったし
マジで大丈夫なのか、と。

最初、前説の寒さにマジで帰ろうかと思って
ホンット身内ウケだよどうしよう……って思って
結構毒舌吐いてたんですが。
芝居の内容自体は面白かったです。
演出とか、いろいろ仕掛けてあって好きでした。
照明がかなり好きでした。
始終「特撮」のイメージは拭えなかったですが！
特撮！と思うと面白かった。
悪者がわかりやすかったし（笑）
とにかく特撮！！匂いが特撮！！

つかね、前説でホンットヤバイと思ってたので
その分反動で、観られたのかなとも思います。
でもそれを差し引いても面白かった。
最終的には「いらっしゃいませ」じゃなく
「ごきげんよう」で
「座長」じゃなく「生徒会長」な世界観にも
納得して帰ったと思います。
少なくともこの前観た「Ｒｅ−」よりは面白かった。

めっちゃパラレルだったんですが！
しかも続き物。
前回は沖田総司だったらしい。
このタイミングでそのネタにも笑った。
全体的にギャグ路線なんだなという感じ。
ギャグだけど一応ストーリーがあるよ的な。
ノリと流れは特撮。
特にひねりもなく、重みも深みもなく。
深く考えて突っ込んだら駄目だよ系の芝居。
私は結構こういうノリが好きなので
かなり楽しかった（満足した）のですが
引く人は引くんだろうなぁという世界観と雰囲気を押し出していました。
己の世界観を貫こうとして頑張っているのはよくわかりました。

静のキャラとかあきらかにゴマキ＆ゆうこりんだろって感じだった。
可愛かったよそれはそれで。
まさか死んじゃうとは思わなかったけど。
義経を純粋に慕ってて、それはそれで可愛かったですｖｖ
席が一番後ろで顔があまりよく見えなかったのですが
可愛い役者さんでしたよね？

遮那王のキャラ設定が結構好きでした。
典型的と言えば典型的でしたが。
やっぱ水干着て、ポニーテールして遮那王と名乗って
笛なんか吹かれちゃうとそれだけでめろめろです。

安倍晴明とか芦屋道満（この字？）とか出てきて
陰陽術をかけるあたりとか派手でした（笑）
好きなんだろうなという感じ。
しかも、あの辺マジですごかった、プロっぽかった。
台詞回しとか。
演出もパシャーン！としてました。
最後の方は頼朝も出てきたしｖｖ
そう言えばブリーチミュージカル朽木白哉役の林修司さんが
敵ボスを演じてました。
歌い慣れてるなぁ、踊り慣れてるなぁ
体も軽いし、殺陣も上手いかもって思ってたら
そういうことでした。
なるほどーー。
ホントに、殺陣が結構速くてうまかったです。
弁慶も悪くなかったかな。
やっぱねー義経物には殺陣がないと！
それだけで減点。
殺陣があるだけで高得点。
戦ってなんぼですよ、義経！！！
もともと戦闘物が好きなので！！
…てか最近映画とかいろいろ「戦闘物」ばっかり選んで
見てるなーとか思って笑った。

話があちこちに飛んだのでまさか
義経最期や弁慶の立ち往生が観られるとは思ってなかったのですが
（あの展開であそこまで持っていく強引さも笑える）
観られて嬉しかったですｖｖ
なんかやりたいことを凝縮しまくった舞台という感じでした。
さよなら公演だったから、やりたい放題だったんだろうなぁ。
立ち往生から義経最期への演出は好きでした。
雰囲気とか、照明がとにかく結構好みだったなー。
義経が自害して、桜の花弁が舞い
少しずつ暗転していく。
早替えのために、最後まで消えきる前に立ち上がってたのは
まずかったかなと思ったけど…。
やっぱりね、ああ、そういう演出でこうくるかーみたいなのが
楽しい。
いろんな方の義経最期を観られて嬉しい。
とりあえず、大河はまぁ最悪だったけどあれはあれで楽しかったし。
やっぱりね。
私は、目で見て聴いて感じたいタイプなので
小説とか漫画よりも断然舞台の方が好きです。
色つきで声つきで
生の人間が演じるっていうのがめっちゃ胸にくる。
義経を表現するにはやっぱり舞台かなって思う。
文章なんかじゃ全然駄目。
言葉に出来ない彼の切なさや優しさ、哀しさ強さ、美しさ。
目で見て耳で聴いて、肌で感じて
むしろ５感すべてで捉えて欲しい。
義経のすべてを。
５感すべて使っても捉えきれない彼のカリスマを！！
話逸れた。
また義経話になった…。
とりあえずルドビコルドビコ。

あー。映像とかも好きだった。
ＣＧの処理の仕方とか。
なんかゲームみたいで。
特撮っぽいというか、ゲームっぽいというか。
重くなくて手軽って感じで。
ライトノベルって感じ？

あとは月花艶っていう女の中ボスがいたのですが
芝居が好きでしたー。
なんかもうホンット、ドロンジョ様的キャラで
歌も上手で、倒れるときの背中、指先
足の角度にまでこだわりがある感じで
色気があって、本当に上手だなと。

それから美輪明　宏子とかいう美輪さんを
めっちゃぱくったキャラがいたのですが
面白かった！！
なんか頑張ってた。
似てるとかより頑張ってて笑えた。
お約束キャラで。

あとねー２本立てだったんだけど
そっちも含めて早替えがすごい！！
それはもうひたすら感動！！
生徒会長なんて何回着替えたんだろう。
生徒会長はアンドレ西田さん系の人でした。
やりたいことやってます、みたいな。


とりあえず、台本とＤＶＤは予約しました。
無事に届いてくれるといいんだけど。
話自体はよくわからなかったので、ＤＶＤ観て
もう一回確認しようと思います。
でもこの芝居は、エンターテイメント性が高いっていうか
何も考えずに笑うっていうかノリで観る感じだったので
ストーリーはまぁいいかなぁ。
ストーリーが矛盾してても、ノリで観られました。
芝居ってこういうところがいいよなー。
早替え多かったり
衣装派手だったり
可愛い役者さんがいたり
そういう部分でごませるというか補えるというか。
結構好きでした。
連休の締めくくりに楽しい芝居を観られたと思います。
もうね、ホンットいろいろ不安だっただけに
評価は甘めかもしれませんが、好きでした。
楽しかったですｖｖ
ありがとうございました。
お疲れ様でした。


「……連休が終わる………マジ泣きしそうだし…」