| 2007年04月08日(日) |
ギリシャ敦九改。男たちの大和。 |
てなわけでこの前アップした 「Cageling Dream」第8話を大幅に変更致しました。 ホンットすみません、ナニコレ、なんですかこの人。 最初の印象の方が強いかと思いますが。 今回の方が、うまく伝えられたと思います。 伝えたいことは一緒なのですが、 書き方が違うと全然印象が違ってしまうんですよね。 難しい…。 もっと丁寧に繊細に描き込めるよう精進します。 ホント申し訳ないです……。 …またちょこちょこ変更するかもしれませんが… ホントすみません……。
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男たちの大和を見た……。 すばらしい………。 格好良すぎる…………。 もう見始めっから常にずっと半泣き状態でした。 あの心意気、心構え、雰囲気がたまりません。
とても優しく温かな映画であったと思います。 言葉の一つ一つ、一人一人の決着のつけかた、心の持っていき方 落としどころ、いろいろと。
一方的に爆撃される大和を前にして 兵たちが血だらけになって倒れていく中で 飛び出していって加わりたい衝動にかられました。 昔はやっぱり怖いなって思ったし あの場にいたら絶対動けなくなるって思ったけど、今は違う。 私、あの場にいてもしも生き残ってしまったら 友の死を乗り越えて、血だらけになりながらも 砲撃し続けられると思います。 それは、撤退命令が出ても戦おうとし続けたカミオさんや 砂漠でバクゥと戦い続けたキラと同じ気持ち。 どう孔開きながら、いくらでも戦い続けられると思う。 でも無謀なことしてたぶん絶対死ぬ。 極度の緊張と興奮で、大事なものを奪われ続ける中で 本能的に「あれ(敵)を撃たなきゃっ死ぬ」て思うんだと思う。 本能的な恐怖だと思う。 そして生き延びようとする本能だ。 いわゆるバーサク状態っていうか種割れっていうか。
なす術なく被弾し続ける大和を見て フリーダムのいないアークエンジェルを思いました。 アラスカ基地で囮にさせられたとき フリーダムがいなかったら、アークエンジェルもこんな風に 沈んだんだろうな。 もどかしくてたまらなかった。 なんていうか、弱いものイジメじゃないけど エヴァの映画で量産機がよってたかってアスカの二号機を 攻撃し続けるような苛立ちと気持ちの悪さを感じました。 本当に、なんなんだもうなんなんだ。
たくさんの兵たちが大和と共に死んでいった。 羨ましいとも、思いました。 怖いけれど、人は必ず死ぬものだから。 死ぬ直前の恐怖は誰もがみなきっと感じるものだから。 仲間たちと信じるもののために、護るために死ぬことが できるのなら、それは私にとって本当に羨ましい生き方である気がします。 信じたものが正しいか正しくないか それは重要ではない。 そんなの上官だけが知ってればいいし 後世の人間が評価するならすればいい。 戦争物に対する感想が、以前とは変わった気がする。
この戦、義経だったら勝てたかなって思いました。 義経だったらどうしたかなって。 でもあの子は源平期だから勝てたんだよね。 そう思う。 野生の勘は、科学には叶わない。 野生の獣は、機械には勝てない。 義経はね、生き残る「命」として突出していたのだと思うから。 勝ったのはたまたまで 自分と大事な者たちを護ることが最優先だったんだと思うよ。 だって殺し合いだから。 決まりだとかルールだとか、そんなスポーツじゃない。 負けてもやり直せるけど、死んだらそこで終わり。 大事なものを 大事な部下を 兄上から預かった源氏軍を 傷つけたくなかった、殺したくなかったんだと思う。 …ってまた義経語りしてるー。 義経がいたとしても、時代が時代だから難しかったろうな。 物資の不足も、科学力の違いも 戦場にいる将にはどうにもならないものだから。 あの子なら、味方さえも驚かせるような方法で 戦闘機を調達して、フリーダムのように舞い降りることができたかな。 艦隊を引き連れて、大和を護ることができたかな。 原子爆弾を入手して、先に敵国に落とす(自爆?)ようなことが あの子なら出来たのかもしれない。 そう思えてきます。 騎馬で絶壁を駆け下り 海戦のできない源氏軍を引き連れて、嵐の海を渡り 壇ノ浦で海水の満ち引きを利用したってのは それくらいのことだと思うから。 うん、殿贔屓です。 太平洋戦争のことなんて全然詳しくないからわからないけれど 義経がいたらどうなっていたかなっていうのは 見てみたい気もする。 義経なら何かやったかもって思わせるところがもうすごいよな。 何あの子。 地上に舞い降りた奇跡?フリーダム? まぁ自由の名は相応しいと思いますけど。 ヤマトの名も相応しいと思いますけど。 義経………。 もうね、本当に救世主ですよ。 あらゆる時代の人にとって光で救いであると信じている。
渡さんの最期はまさに平知盛でしたね。 最期、沈んでいく艦を見届ける悟りきった気持ち。 7000人の部下をただむざむざと殺すしかないその心境は どんなものだったのか。 正気の沙汰じゃない。 どれだけの葛藤と外には表せない慟哭があったのかと思うと その心意気だけで言葉もなかった。
羨ましいなって、思ってしまいました。 私、死に場所を探している。 意味のある死を探している…そんな気がしました。 生き様じゃなくて死に様を考えるあたり…どうなのか。
…なんかミクシィにも似たような日記書いたな。 とにかく本当に素敵な映画でした。 沖縄に向かう(死ににいく)大和の中で 「負けることが日本の礎になる。 だから自分達の死は無駄じゃない。誇りを持って戦って死ね」 みたいな言葉があったんですが すごい説得力だった…。 マジその場にいたら泣く。 たとえそれが嘘でもいい。 そうやって力強く断言してもらえたら、胸を張って死ねる。 そんな気がする。 やっぱり戦争ってカリスマが必要だよ。 吸引力っていうの?統率力っていうの? 士気をあげる力? 義経ってホントすごいから………(やっぱりそこ)
なんかね本当に素敵な映画だった。 たくさん戦争物みたけど、一番ってくらい良かった。 本当に良かった。 それぞれの描写や心情がすごく丁寧で優しくて温かくて 描き方がいやらしくないっていうの? 無惨は無惨だけれど、グロテスクではなくて (たとえば先日のギアスの日本人虐殺とかはあれは表現として 最悪だと思うんです) 目を背けずに、見届けなければいけないというか そういう潔さで、全部見ていることができた。 なんだろう、潔さっていうか愛情?優しさとか 真摯な想いをとても感じて心地が良かった。 大切なんだっていう、優しさみたいなもの? そういうものをすごく感じた。 とにかくすごく好きな映画になりました。 日本人の心が凝縮されている気がする。 中村獅堂と反町の病院での再会シーンもすごく綺麗だった。 桜がすごかった。 もう本当にそれぞれの別れや決意が潔くて 綺麗で儚くて本当に本当に切なくて……。 火垂るの墓とか亡国のイージスとか 見ていて不愉快になるような人の心の醜さを描いていたように思うけど 「男たちの大和」は本当に綺麗な部分ばかりを 繋げて描いていたような気がします。 本物の戦争はもっと醜くて怖ろしいものかもしれない。 でも、潔く生きて散った人達の 必死の想いは、伝わったと思います。 本当に素敵な映画だった。 ちょっとかなり大絶賛です。 役者さんの芝居も良かったし、ストーリーも良かったし。 繊細で丁寧で優しくて、温もりに溢れていた。 日本と戦艦大和を心から愛してるのかなって気がした。 そして戦争で亡くなった方々に敬意を表しているのを感じました。 おかげで今がある、平和な日本があるのだと 心から感謝して作った映画のような気がしました。
本当に面白かったです。 久々に安心して最後まで集中して見ていられた映画でした。
「ああ…明日は早出だ…寝なくちゃ…」
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